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青い空が見たくて  作者: カンクン
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会議室にて

数人の男たちが楕円形の巨大なテーブルを囲んでいる。

黒いスーツ姿の男たちの中に、白衣を着た教授が熱弁を奮っていた。

「…であります。つまり揺らぎによる変化が必要でありますが、過度の変化は、進化や変異につながり身体の悪影響を考えますと、遺伝子に楔を打つか牙を抜く必要があり人工的なたんぱく質の中で培養しながら加工することによって、人工ウイルスMAMAの安定した製造を可能になり、お手持ちの資料90ページをご覧ください。えー、そこにある分布図は、人工的たんぱく質の種類による…」真剣に聞いているは一人しかいない状態を認識しながらも、教授は力強く説明していった。そして、黒いスーツ姿の一人が、確認するように口を開いた。

「つまり二種類の人工レトロウイルスの結合部にMAたんぱく質を並列配置しループ化したわけだな。結果お互いが牽制しあい過度な変化を抑え込みながら、メガウイルスのような性質もあるわけか。…」

そう言ってある程度の理解を示すが、言葉は弱々しいものだった。

「しかし、多額の開発費と突然変異の危険性、さらには生物兵器への転用の可能性が高く、これ以上は無理というものだよ。」スーツ男の冷たく低い声が会議室に静かに響いていた。


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