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プロローグ 些細に動く騒動の始まり

どうも初めまして、蒼出水です。

これが、初めての作品となります。

更新遅めですが、話がたまってきたら連続投稿していきます。

誤字脱字がありましたらご一報ください。

感想や構成についてご教授下されば幸いです。

できることなら、完結させるまで執筆を続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。



 この世界は「能力者」という人種が生まれていた。

 人々はこの力を追い求めた。

 しかし、あらゆる学者達の努力は実らなかった。

 能力者の誕生から10年。

 人は、能力者を・・・モノと見定めた。




 世界(現実)は醜い。

 それが、俺の考えだ。

 裏切り、虚言、略奪、破壊・・・世界はこんなにも汚れている。

 それを体現しているのは人間だ。

 なら、そらを体現する人間は・・・・化け物ではないのか?

 ただ生きているだけ、ただ生きたいだけなのに、「力」を持つが故に人間は「化け物」と呼び、その者を傷つけるのに・・・。

 ただ守ろうとしただけなのに・・・傷つけられるんだろう。

 この世界はこんなにも汚れている。

 こんな世界は壊れるべきだ。

 そう思っていた。



 彼女に会うまでは・・・。


 彼女が、彼女のような人たちがいるのなら・・・。

 この世界で彼女たちを守る存在でいようと。

 そう思ったんだ。

 


プロローグ 



アナタは「化物」をしっていますか?



女子学生「ハッハッハッハッ」



「化物」という言葉は、派生した存在を一つにまとめた呼名。



???(なに、なんなの!!アレは)



妖怪・幽霊・ゾンビ・魔物など、多種多様に存在している。



ガァッァァァァアアアア



女子学生「っ!」



姿、形は様々でも共通点はある。



ドン



女子学生「きゃっ!」



一つ、人の、「一般的な人間」の姿をしていない。



女子学生「たっ助け・・あっぁぁぁ!」



一つ、人の知識を超える事象を起こす、もしくは、身にまとっている存在。



ガッァッァァ



女子学生「っ、キャァァァァ」



そして、「化物」は、



ガッガァァァァ



人を喰う存在なのだから。



プロローグ





ガァアァッァ



女子学生「あ、いや」



私は、『もう助からない』そう思わずにはいられなかった。



ガアァアアー



女子学生「ッ!!」



私は叫びながら飛び掛かる化物を見た瞬間、咄嗟に目を瞑った。



その時、私はここで死ぬと感じたのか今までの過去を思い出していた。

家族と過ごした日々、楽しかった学園生活、私はただ知らない内に涙をながしていた。


ドォゴ!!!

ガァッ?!



大きな打撃音が空間に響いた。



???「ハー、何でこうなるかな~」



女子学生「え?」振り向くと、一人の少年が立っていた。



ダダン


ガッガッァ



銃声が響くと、私を追いかけていた「化物」は血(?)を噴き出し、痛みをこらえるように苦悶していた。



???「ったく、めんどくせー」



女子学生「あ、あの」



???「あ?」



女子学生「あ、あなたは」



???「・・・こいつはまた面倒な」



私はなんとか言葉を紡ごうとするが彼はそれを遮るように言葉を紡ぐ。



女子学生(って違う、そうじゃなくてお礼を)



???「うんそうだ、そうしよう」



彼はそういうと私に向けて手の平を見せるように手を伸ばす。



女子学生「え?」



???「寝むれ」



私はその言葉を最後に意識を失った。




???side



???「あー、めんどくせー」



俺の名は、蒼辰アオトキ 閃也センヤ、ある面を除けば、平凡凡々の学生だ。

しかし、しかしだ!



ガァァァァー



なんでこう厄介事が起きるんだよ!!



閃也「ハー・・・・俺は今機嫌が悪い」



ああ、なんで「アスメント」(能力)を持って生まれてきてしまったんだ、俺?!



閃也「だからさ・・・」



俺は言い放つと同時に大地を蹴った。



閃也「失せろ」






この世界には、アスメントを持つ人間が存在している。

アスメントとは、いわゆる超能力の一種であると現代科学で定義されている。


能力には基本的に、三つのパラメーターからレベルを定めている。

アント(力)、リンケージ(陣)、マクス(源)の三つが基本パラメーターである。

アスメントはいかにして現出するのか解明できていないため覚醒者は、迫害に会うケースが多い。



また、各国での覚醒者の扱いは、俺の知る限り人体実験のモルモット扱いなのだから最悪だ。

例外としては、要人の子息かコネのある人物だけが危機を回避しているらしい。

まったく持って、今の世はアスメントホルダーにとって最悪な世の中だ。



女子学生「んっ~」



閃也「・・・ハァ、貸しイチだぞ、あの野郎」



俺は先ほど、ガイウルフ(狼男)に襲われていた女背負って歩いていた。

彼女の名は、穂咲ホザキ サヤ俺の通う学園のクラスメイトだ。

黒髪のロングヘアーで、生粋の日本人と思える容姿をしている。

男づれでも見惚れてしまうほどの美人と誇張してもだれもが納得する程の美女だ。

くわえて学力、性格面も良く学園でも人気が高い。


非公式ながら、ファンクラブが設立されるほど、といえば人気の高さが分かるだろうか?

そして俺の友人ダチの中にも、この子に本気で惚れている奴がいる。

まあ、いつもはいい加減なのだがこと彼女のことになると見境がなくなるからな、アイツ。

それに、この状況をアイツに見られると厄介だ。何してくるかわからんからな。



ま、人狼も適当にボコって警察に一報したし後は、彼女を届けるだけなのだが・・・



閃也(何か忘れているような・・・・・・・)



しばらく思考する。



閃也「考えるのもめんどい」



思考がめんどくなったので、サッサと思考を打ち切った。



閃也「サッサと終わらせて寝よう」



思い立ったが吉日という形で、俺は背負っている彼女を家族に引き渡して帰宅した。

彼女の両親には、暴漢に襲われていたところを友人が助けたということにした。

俺が彼女を背負っていたことについては、たまたま俺が現場を通りかかったところを友人に彼女を押し付けられた、と説明して帰路についた。




俺はシャワーを浴びて、そのままベットに寝っ転がって寝むりについた。


どうも、初めまして蒼出水です。

処女作で更新遅めです。

誤字脱字がありましたらご一報ください。

感想や構成についてご教授下されば幸いです。

できることなら、完結させるまで書き続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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