表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

魔女狩り前夜

作者: エンゲブラ
掲載日:2026/06/08

異端審問官「AIは、創作における悪魔の教典である」

そういえば、明日から「AI狩り」が実装されるのだったか。

パラグラフのコピペで「AI直接使用」タグ、

AIが物語の大半を描く作品は「投稿禁止」となる。


だが、これはあくまでも「自己申告」である。

ゆえに多くの疑心暗鬼が、そこに生まれる。


時代の流れで考えれば、この措置は、おそらく多くの可能性をスポイルすることとなるだろう。どのみち、創作は「プロンプト戦争」へと突入するのだから。


なろうの見解では、プロンプトの立案は創造的な活動には当たらないらしい。だが、デジタル・ネイティブ世代の創作スタイルに対し、「私は愚かな異端者です」とセルフで烙印を押させる行為は、さまざまな萎縮にも繋がる。


―― 原案を出し、他人に脚本を書かせ、カメラマンを使い、編集者たちと話し合い、作品をまとめた映画監督は、はたして「クリエイター」ではないだろうのか?


「声の大きな老人たち」による「AI作品追放論」に乗る形で、いよいよ運営も舵を切る。これにより「創作の高齢化=老人のアドバンテージ」が、さらに加速するのではあるまいか ―― というのが、筆者の今後の見立て。


将棋の世界では、プロ棋士でもAIの活用が、すでに「必須科目」である。だが、なろうは今後も「永遠の手探り素人作家」を愛で続けたいらしい。



筆者は、別にタグの導入自体に反対しているわけではない(え)。


実際は「物語の大半がコピペの作品は投稿禁止」の方にこそ、引っかかっている。しかも、プロンプト(=レシピ)の公開も「禁止」だという(意味不明)。


そして、一番呆れたのが、海外の投稿者がAIを使い、自作を日本語に翻訳して投稿する行為すら、新たに「禁止事項」に加えた点。


これは完全にふざけている(いったい、どこの視野狭窄国家の話だ、これ)。保守的で思考の硬直した老人たちの憩いの場としての「鎖国」要求にも、まんまと運営が乗っかった形。これは出版化の際の「リスク」ではなく、処理の「面倒くささ」からの措置であろうが、それだけに余計に呆れる。



明日から、野良の異端審問官たちが、どのように、はしゃぎ始めるのかも見物である。

もともとAI作品を粗製濫造していた性質の悪い連中は、自己申告により、改めて白く漂白される。


そして、これまでも自己申告でちゃんとAIの使用を述べてきた面々は、いよいよ、なろうに愛想を尽かす。―― そんな直近の未来も、想像に難くない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
>そして、一番呆れたのが、海外の投稿者がAIを使い、自作を日本語に翻訳して投稿する行為すら、新たに「禁止事項」に加えた点。 そもそも今回の規約改定はなろうユーザーだけじゃなく、出版社向けの面も大きい…
【訂正】 原本→原文(外国語) スミマセン、誤字ってました。
〉プロンプト(=レシピ)の公開も「禁止」だという(意味不明)。 宣伝とかと扱いが一緒なので、「本文」じゃなければいいと思います。後書きとか。 小説の小道具とか、書籍化した際のエッセイと一緒で、作品に…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ