最速不倒記録
この中身の薄~いエッセイに、これまでお付き合いくださった皆様。喜んでいただきたい。
なんと、作品制作に進展があったのだ!
ようやく一方の企画には、作品を提出し終わった。
ここ数日、更新が滞っていたので、もしや……と思われた方がおいでかもしれない。あるいは、いつものごとく寒気団と低気圧の猛攻に負けて寝込んでいるのでは……と考えていた方もおいでだろう。
どちらも正解。
なにはともあれ、ひとつ片付いた。本来ならば、どんな作品が仕上ったのか報告しなければいけないのだろう。
しかし今回の企画のルール上、それを今明かすわけにはいかないので、どうかご容赦願いたい。絶不調ではあるが、それなりにがんばった。いつかどこかで、ご覧いただけなたのなら幸いである。
――と、全てが丸く収まったような口調だが、月末締め切りの作品は、もう一点残っている。
問題は、こちらなのだ。
今回の不調、なかなかの根性の持ち主らしく、なかなかご機嫌を直そうという気がないらしい。少しだけ復調の兆しはあるのだが、相変わらず描いても描いてもピンと来るものがない。
描き散らして、終わってしまう。描いている内に、自分がなにを描きたいのか、わからなくなってしまう。
重症だ。
今年の寒波が10年に一度の大事だというのなら、スランプもそれくらい深刻だ。
のんびり屋でも、さすがに期限が後2日だと思うとこれはヤバいと思う。過去に3日で仕上げた最速不倒記録もあるが、月末はあれこれ予定があるので、制作に充てられる時間は限られている。
……って言うか、吞気にエッセイでグチっていていいのかよ?
真面目に思う。スランプがぐうの音も出ないようなアイディアが振ってこないものかしら。
希望を持って、不倒記録の更新を狙っているのだが……。
話は変わるが、こうも寒い日が続くと、おかずのメニューに鍋料理が頻繁に登場することになる。
身体が温まるし、美味しいし、材料を全て鍋に入れて煮るだけだからお手軽だ。その地方によって「ご当地鍋」というものもあるし、なにをメインにするのかによって味も変わってくる。バリエーションが豊富なのも楽しい。冬野菜は鍋の中でより一層美味しさを増すし、冷えた心身も温かいものを食すると解けるようにホッとする。
なにより創作時間の確保のためにも、あれこれとを掛けずに見た目豪華な鍋料理というものはありがたい。
スランプまっただ中の主婦絵師は、時間と心の余裕が欲しいのだ。
もう少し、続きます。
「最速不倒記録」3日と描きましたが、正確には作業期間(下描きから仕上げまで)であって、その前にいろいろと構図だとかキャラ設定だとか資料集めだとか、考えている時間や準備期間はもっと長い……というか、こちらの方が重要なので長期かかります。
「これだ!」と閃けば、後はスピードが上がるのですが、それがないと悶々と悩み続けることに。
今回のスランプは技術的なこと(←元から無いし!)ではなく、この「悶々」としている期間が一向に明けないというメンタル面ですね。