寒波と冷え症
あと一週間。
こんなエッセイを書いているくらいならイラストを描くように、というご忠告が届きそうな気もする。
ただ今、構図を思案中。まだそこかい! と突っ込まれそうだが、これが決まらないと描けないのだからどうにもならない。
更新がなかったから、イラスト制作にまい進しているのだろうと思われた皆様。申し訳ない、昨日はリアルの用事で執筆時間が取れなかっただけなのだ。資料として購入した雑誌さえ、まだ満足に吟味もしていない。
泥沼化が進んでいる。
なぜか?
それは寒さのせいだ。
10年に一度の大寒波、だそうである。しかしこの単語、この季節の風物詩化しているから、先週の週間天気予報を観た時に、良人はせせら笑っていた。暦の上では「大寒」。一年で一番寒い季節だから寒いのは当たり前である、と。
明けて、今週。「マジ、寒い!」と震えている。「なんでこんなに寒いのだ」とわたしに文句を言うが、「当たり前だ」と言ったのはあなただし、わたしが大寒気団を呼んだわけではないのでそれは筋違いも甚だしい。
色白なだけで、冷え性で手足が冷たいだけで、髪を長く伸ばしているだけで、本当に「雪女」な訳ではないのだよ!
冷え性とは血流が悪くなることで起きてしまう症状のひとつだが、「ひえしょう」には「冷え性」と「冷え症」の二種類あるのだとか。西洋医学では「冷え性」は疾患として認めていないので、手足の冷えや悪寒などの症状は「体質」として扱われてしまう。
これに対し、東洋医学では「冷え症」といい、きちんとした治療が必要な症状となるらしい。
どちらにしても血行が悪くなることで血液が毛細血管に流れなくなってしまうのが原因なのだが、わたしの場合は手足が異状に冷えるだけでは終わらない。それに伴い、身体のあちこちに支障が出てくるのだ。それらは面白い話ではないので詳しいことは割愛する。が、休んでも疲れが取れないし、倦怠感が抜けないのは非常に困る。
冷え性(冷え症)などと侮る勿れ。同じ症状にお悩みの皆様、ご油断召されるな。
寒気団と倦怠感の停滞により作業はちっとも進まないのだが、ひとつ嬉しいこともあった。
先日書店でついふらふら~っと購入した「特選上質紙」。試し書きをしたら、ことのほか「いい感じ」でペンや筆先が走るのだ。紙質との相性は、実際に試してみなければわからない。
たかが紙、されど紙。
わたしにとっては、こんな状況の中でもテンションが上がるほど重要なことなのだ。
努力は……しています。
構図、描きながらひとつ考えました。
それが実を結ぶか否かは……まだわかりませんけど。
明日もとても寒い予報が出ていますので、皆様温かくお過ごしくださいませ。そして余裕を持って行動を。