75_神殿
私達はグレの案内により神殿へと向かうことになった 神殿への道は番犬の暴走でところどころ破壊されていたものの族や魔物なども見当たらなかった
「うにゃ にゃんか人がいないにゃ」
「そうですね 昔はたくさんいたんですけどね 番犬が暴れだしてから徐々に少なくなり今では元からいた少数の鳥頭族がいるだけです」
グレは少しだけ寂しそうな顔をしたまま歩いた
しばらくすると神殿らしき建物が見えてくる
神殿はミカエル神を崇拝するものたちの手によって作られたものだそうだ 庭に入るとところどころにハートの形を手でつくったり投げキッスをおくったりしてかわいらしくポーズを決めたミカエルちゃんが銅像で作られている
(ミカエルちゃんって信者いるんだにゃあ・・・ しかしこれはちょっとにゃ・・・)
「なんやこれ あくしゅみやなぁ なぁ モリ」
「う うん」
私は心の中でそんなことをおもいながら道を進む
ミリはすぐに声に出しモリに同意を求めた
そんな中ラポは少しだけ深刻な顔をしている
「どうしたにゃ ラポ?」
「え なにがどうどうしたというのですですか? タマ」
「うにゃ にゃんか うかにゃい顔してるにゃ」
「ここはひどひどく魔気の乱れをかん感じるのです ラポにはわかわかるのです ギブレにもわかわかるのではないないのですか?」
ラポはそう言ってギブレに話題をふる
ギブレはまわりを眺めながら返す
「はい ラポ様 確かにここはひどい魔気の乱れを感じます おそらく番犬が魔気暴走をおこしているのではと・・・」
「なのなのです きっと番犬は憎悪のあまあまり魔気を取り込みすぎて我を忘れているいるのです」
「どうなるにゃ?」
「タマはランキにテイムを上書きするするように言ったのですですがこの戦いでテイムを上書きするのは少々こん困難なことなのなのかもしれないのです そもそも手加減しながらたた戦うなんてことをラポはやったことがないないのです まあ できるだけはやってみるみるのです」
・・・グウウウ ガァアア
すこし離れた建物の中で地鳴りのような声がした
「どうやら気づかれたようです 出てきますよ」
グレは私達に警告を発する
「タマッ!」
「うにゃ エレナルとランキ グレはミリ モリ ラポの後ろへ」
私は先頭でワンドを構える
ドゴーン ガラガラ
「グガアアアアアア」
建物の壁を破壊して出てきたその巨大な魔物は咆哮とともにこちらにその凶悪な牙をむき出しにした
「で でかいわ な なぁ モリ」
「う うん」
「ラポが最初にいくいくのです」
ラポはその場ですっと飛び上がると番犬へ少し近づき対時しながら空中に魔方陣を描く
「魔弾 弾!」
ラポの作った魔法陣から数発の魔法弾が発射される
ドガガガ
「ウガアア ググァ」
「あかん 効いとらんでぇ ラポ」
「わかっているいるのです 相手はおもったよりかた硬いのです」
ミリは上空にいるラポに叫びつつ自分も詠唱に入る
私はそれよりも早く番犬へ向けて魔弾を発射する
シュンシュンシュン ドドドドガーン
「グガアァ」
「ヒットにゃ どうにゃ?」
「あかん タマ 全然効いとらへんで 火炎弾!」
ミリは詠唱を終えると走りながら数発の火の玉を番犬へ向けて放つ
ミリの火炎弾もうまく番犬へヒットし番犬は一瞬よろけたかのように見えたが弾幕の煙の中から現れたのはダメージを受けていないであろう黒くつややかな体躯であった
「なになにか おかおかしいのです」
グガアア スウウウウウウウ
番犬はこちらに咆哮を上げつつまわりの空気を吸引し始めた
「タマ 一度 さがさがるのです!」
上空からラポが私に警告を鳴らす 私はミリモリに目線を送り一度建物の影へと退去する
グギャグギャ ドゴーン
その時退去途中の私達の隣を番犬の放った黒い波動が地面に跡を残しながら通りすぎる
「ヒイイイイ なんや あれ? 当たったらしんでまうでぇ」
私達がランキ エレナルのいるところまで退去するとランキは地面へ巨大な魔法陣を描いていた
「番犬 弱ったっすか? 魔法陣は完成したっす」
「はぁはぁはぁ 駄目にゃ 番犬にはダメージは通らないにゃ ラポ なにかわかるにゃ?」
「番犬が魔力暴走してしているのはまちがいないのです 問題はまりょ魔力の供給源なのなのです 魔力暴走には大量の魔気がひつ必要なのです しかしかしここは根源からとおすぎすぎるのです 魔力暴走など・・・ 通常我々魔族の場合魔力は魔気の根源という核から供給される魔気を源としてしているいるのですがまれに邪悪な魔気を源として暴走してしてしまう輩があらあらわれる事があるあるのです」
「それにゃあ あの番犬は魔気の根源ではにゃい他の邪悪な魔気をどこからか供給されてることにゃ?」
「そういう ことことなのなのです」
「ランキ様 命令を・・・」
話を聞いていたギブレは地から顔をだしランキを見上げた
「ギブレ 邪悪な魔気の根源をさがすっす」
「それでは 皆様 しばし・・・」
ギブレは私達を見回したあと地下へと潜り邪悪な魔気の根源を探しにいった
「ランキ エレナル ここは危険にゃ 一度番犬から遠ざかるにゃ」
私は皆をつれ神殿を出た 幸い番犬は追ってこなかったが日が落ちるまでに対処を考えなければならないだろう
私達は番犬に破壊されたと思われる廃墟に陣取ってギブレの報告を待った
「ただいま 帰りました」
「どうだったっす?ギブレ」
帰って来たギブレは私達のまわりの安全を確認したあと地面から全身を現しその美しい長い黒髪を揺らした
「邪悪な魔気の出所がわかりました 神殿の地下倉庫からのようです」
「地下倉庫 それそれでなにがあったのですですか?」
ラポは魔気の出所が気になっているらしくギブレに食いつくように質問した
「はい・・・」
ギブレは少し悲しそうな顔をしたあとその正体について話し始めた




