71_強敵
ミリ目線でのお話です
「ギブレ こっちの養護もお願いっす」
「かしこまりました ランキ様」
ランキはウンギに一撃を加えたあとのギブレに子供たちと共に隠れている自分の援護に回るよう命を出すと子供たちと共に更に安全な場所へと移った
「んもう 完全に頭に来ちゃったわ」
ウンギは地団駄をふみながらこちらを恨めしそうに眺めている 私もこのままではやられてしまう
私は氷弾に更に力を込め掃射する
ドドドドド
「かぁああ それは効かないって言ってるでしょ あんたおばかなの?」
わかっている しかしこの苦境を乗り越える方法は氷弾を打ち続け敵の手を止める以外方法はない
ウンギは私の氷弾を軽くあしらいながらも次の攻撃の手を出せないでいた
どうする? このままでは私の魔力も底をつくだろう 私は自問しながらも攻撃の手を緩めることはできなかった
ウンギは私の攻撃の合間を見て詠唱を始める まずいこのまま詠唱が終わればまたあの触手のような魔法が私に降りかかるだろう
「じゃじゃああん なのなのです ミリも ウンギも やめやめるのるのです」
空から聞いたような声がする
「ラポちゃん!」
「あわ あわわ ラ ラポさ 様・・・・・・」
「かっか ウンギ 会いに 来てきてやったのたのです」
私は攻撃をやめると空からスカートをひらつかせながらゆっくりと降りてくるラポを見守った
「ラ ラポ 様 この盗賊たちとお知り合い で ですの?」
「お知り合いではないないのです ミリたちはパーティーメンバーなのなのです」
「パ パーティーメ メンバー ですってあら やだぁ こまったわぁ この子たちの始末は私のお仕事 ラポ様は私のお師匠・・・・・・どうしようかしら」
「ウンギ マヨ迷っていることはないないのですすぐに攻撃をやめやめるのです お金ならラポがあげあげるのです」
「あらぁ ラポ様 さすがですわぁ それならここのへっぽこ伯爵にへつらうこともありませんわぁ っというわけで戦闘は終了よ」
「ウ ウンギ 様 わ 私達はどうすれば?」
突然の戦闘終了に戸惑う門番たち
「あら あなたたちまだいたのぅ じゃまじゃま ここは見なかったことにしてはやく持ち場に帰りなさぁい シッシ」
「し しかし」
「ああん 私がいいって言ってんの あんた 死にたいの?」
ウンギは片手で門番たちを追い払いながら 「しかし」と言った門番を低い声で威嚇した
「い いえ・・・・・・」
門番達は不服そうな感じではあったがウンギの命令にしたがいこの場からいなくなった
「さて モリとか言ったっけ もう戦いはおしまい 仲直りよ いい?」
ウンギはそういうと腕を組んでそっぽを向いた
私は横目で私を見ているであろうウンギにそっと頷いたがまだ信用はしていない
「・・・・・・ラポ な なんでこんなところにおるん?」
私は不思議に思っていることを口に出すラポはこちらへ近づいて来るとポンと私の肩をポンと叩く
「なんでって ミリ あれなのなのです ラポもこのパーティーのメンメンバーなのです 叔母様へ禁書を渡し終えたからから帰って来た来ただけなのです」
私は納得しつつもどうやって私達の今いるところを特定できたのか不思議に思っている・・・・・・しかし ラポはどうやら私のことをミリとまちがえているようだ
「ラ ラポ うち モリ・・・・・・」
「ええー ほんほんとうなのですかぁ モリは随分とたた戦い方がかわ変わったようなのなのです すごすごく攻撃てき的なのです ミリかとおもっていたいたのです ごめごめんなのです」
にこやかな謝罪をしたラポに反してひどく緊張しているのはウンギだ よほどラポが怖いらしい
「あーそれで ウンギ? これはどういう事なのなのですか? なぜ子供たちがここにこんこんんなにたくさんここにいるいるのですですか?ラポにわかるようにせつ説明するするのです」
「え あ あの あたし・・・・・・町で見かけた美しいレオタードが欲しくってお仕事探してたら屋敷の警備っていうお仕事があったから・・・・・・ まさか 監禁してるだなんて ラポ様 ごめんなさぁい」
ウンギはラポの凍るような眼差しで見つめられ今にも泣き出しそうだ ラポはさすがは次期四天王の仲間入りをするだろうと言われているだけの魔族だ
ウンギとラポがどういった関係なのかはわからないが それはまたあとでラポにゆっくりと聞くとしよう
「ウンギ あとでラポが おしおしおきするのです」
「ひぃいいいい お許しをーーー」
伯爵の庭にウンギの悲痛な叫びが木霊した
「さて 子供たちを屋敷の外へ逃したら次はタマたちのとこところへ行くのです リブレ よろよろしくなのです」
「おーっけー ラポ様」
ラポの後ろから飛び出してきた光る金色の髪をした少女はリブレだ リブレは母であるギブレに近づくとニッコリと笑いランキ エレナルと共に子供たちを屋敷の外へと移動していった
「さて モリ タマたちのとこところへ向かうのです」
「う うん」
私はラポを案内して最初にタマたちと別れた廊下の前までやってきた
「この上の部屋にタマたちがいるはず」
「子供たちはだいじょうぶっす」
ランキ エレナルは子供たちをうまく逃しこちらへと合流した 途中門番と遭遇したようだがギブレ リブレがなんなく倒したらしい
私達は2階に上がるとタマたちのいると思われる部屋の様子を伺う その時だった
ズガーン
扉の向こう側の壁が激しく崩れその瓦礫の中からミリがダメージを受けながら立ち上がった
「ミリ!」
私はその様子におもわず声をあらげる
「モ モリ こいつは・・・・・・ つえー」
私達の目の前に中に浮かんだメイド服の侍女が現れた




