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63_協力者

「やはり呪いの秘法だけではなかったのじゃな・・・・・・」


村長は寝転んだままの私に静かに話しかけた


「古い言い伝えの中に少し気になる話があってな・・・・・・秘法は付与すれば魂の統合と吸血の呪いを発動する 神器に術を付与する際 神からの干渉を防ぐため他部族の秘法を用いてこれを隠蔽した・・・・・・とある・・・・・・タマよ もしかしたらその外部の秘法がお主とソフィの接触を阻害しておるのかもしれんのだ・・・・・・まぁ どちらにせよ 今精神の部屋から出てきたタマの精神は相当なダメージを受けておると思う ゆっくり休むことが先決じゃよ・・・・・・しばらくここにいて休むがよかろう」


他部族の秘法は気になったが村長が言うように精神のダメージからか体が思うように動かない 私は半身起き上がったまま手をゆっくりと回してみたがやはり違和感がある

少しだけ休もう・・・・・・私は皆にその旨を伝えもう一度横になった


・・・・・・


「にゃははぁ だいぶ元気になったにゃ やっぱり温泉は最高にゃ」


数日後パーティーメンバーとヴァンプ温泉へ来た私は徐々に体力と精神を回復させていた


私は数日宿屋には泊まらずエレナルの家で看病を受けその間に村長に外部の秘法の事を聞いていた 


「そうじゃの・・・・・神器に呪いを付与したのは我々ヴァンプ族の者であったがもう一人協力者がおったと聞いたことがあるのじゃ その者は鳥頭族の者でお互いの術を競い合ったということも聞いておる おそらくこちらにはわからぬその術がタマとソフィの接触を阻害しておるのではないかと思っておる この話を聞けばお主は鳥頭族に会いに行くというだろう エレナルに鳥頭族の住んでいるという村の地図を渡しておいた 頼むぞエレナル」


「わかったありょ ばあちゃん」


村長はそう言ってエレナルに一本の巻物を手渡していたようだ

エレナルは大事そうにその巻物を懐にしまった


私は湯船に浸かりながら村長から鳥頭族の村の地図を受け取ったエレナルにそこまでの経路を聞いた


「エレナルそこまでの旅は厳しいものにゃのか?」


「うーん たぶん大丈夫ありょ 実は私も行ったことはないんだけど・・・・・・昔から吸血族と鳥頭族には交流があるって聞いているありょ ばあちゃんはこの巻物に鳥頭族の村長へのあいさつも入れているありょ うん そこにこれを持っていけば秘法の阻害のの謎がとけるかもしれないありょ」


「そうなんにゃ・・・・・・」


私は湯船の中で思いっきり手足を伸ばし旅への気力を整えた


・・・・・・


「もし ラポがここへ帰って来た時はお願いするにゃ」


「ああ 分かっておる 鳥頭族の村へ向かったと伝えておけばよいのだろう」


私は村長にラポ達がここに帰ってくるかもしれないことを伝え吸血族の村を出た

食料もたっぷりと補充してある しばらくは快適な旅ができそうだ


・・・・・・


私の竜車にはエレナルが同乗することとなり私の綱さばきを興味深そうに眺めていた


「エレナル 興味あるにゃ? やってみるにゃ?」


「いいありょ?」


「もちろんにゃ うーん いきなりはむずかしいにゃ 休憩中に竜に慣れるところから始めるにゃ」


エレナルが御者の方法を覚えてくれると私としてもありがたい

私はエレナルが竜の扱いを学べるよう皆に話した 竜を扱うのに必要な知識はテイマーであるランキに聞くのがいいだろう 私もランキと出会う前は御者の形だけはわかっていたが生態の観察と手なづけかたをランキに習ってからというもの竜との距離がずっと縮まったように思う


・・・・・・


「タマ もう少し行った所に少し大きな村があるありょ そこで休憩したらどうありょ?」


「おお そうなんにゃ?」


「タバネ村は周囲の小さな村たちが集まって交易をしている場所りょ 最初は小さな交易所だけだったありょ その後その交易所を囲むように発展していったありょ いまでは学校やギルドもあるありょ」


「うにゃあ ギルドもあるのかにゃ タマたちの魔石もだいぶたまってるにゃ みんなレベルアップもしてるとおもうにゃ 検査してもらうにゃ」


私達がギルドへ出向く理由は様々だ魔石の換金やモンスター討伐の依頼 薬草の仕入れ販売・・・・・・どれも生活に必要なものだ 大体どの国にも複数のギルドが存在している そしてギルドはギルド連盟という無国籍の団体が管理しているため非常に大きな利便性と力があった


「ほえー きれいなたてもんやなぁ なあ モリ」


「う うん」


ミリが驚くのも無理はないその建物は周りの建物に比べ近代的な様相でありまわりののどかな景色とは相容れないものがあった

そんな建物の中に他の村から来たであろう冒険者が続々と入っているのが見えた


「それで どうするんや?タマ このままギルドに行くんか?」


「うにゃ そうだにゃ この村にはみんなのレベルの更新が終わるまでいるつもりにゃ 最初に宿屋を決めたいにゃ 冒険者用の宿屋の案内はギルドの中でやってるだろうから一度ギルドによって聞いてみるのがいいとおもうにゃ」


「そうやな 更新の間は何度かここに足を運ぶ必要があるからなぁ なるべく近いとこ聞いてみよ」


私達はギルドの建物内に入り正面の案内所に立ち寄る


「こんにちは すみませんにゃ この村に冒険者用の宿屋はあるにゃ?」


私は受付の人にやや緊張した面持ちで聞いてみる


「ええ それでしたら3番窓口のほうで聞いていただけますか?」


私達はは受付にギルド内部の地図を受取り言われたとおりに3番窓口へと向かっていった

そこへ行くと4 5人の列ができていて順番待ちをしているようだ

私はメンバーを待合のできる椅子で待つよう伝えると自分だけその列へと並んだ

ようやく順番が回って来たため係の人へと話しかける


「向こうで聞いてきたにゃ こっちで冒険者用の宿を紹介してくれるにゃ?」


「ええ それでしたら少々お待ちください・・・・・・こちらになります」


係はそう言って窓口から少しだけ離れた所にある机から何やらゴソゴソと紙を取り出して私の前に広げた














  




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