49_禁書
ギブレ目線でのお話です
「なな なんだ これは」
アルカンはこじ開けられた様子の格子を見て一度高揚した顔を一気に青ざめさせた
「どういうことだぁ アルカンンン」
「か 館長 す す すぐに原因をしし調べます」
「なんだぁ これわぁ 女どもはぁぁああ」
アルカンの言葉も聞こえないほどに激高した部屋の館長やアルカンから見えにくい位置に陣取っていたラポの姿を見つける
「お お前はだ だ だれだぁ・・・・・・ 」
「かっか 貴様になのなのる名前はないないのです」
「むぐぐぐ アル アルカン こいつぅをなんとかしろぅ うぐっ」
一瞬の出来事だったラポ様は瞬間移動のような素早さで館長の懐へ潜り込み溝内に掌打をあたえる
館長は気を失いその場で倒れる
「ひぃ」
「うる うるさいのです ギブレ!」
「っは」
アルカンは短い悲鳴をあげその場から逃げようとしたがラポ様に命じられた私は即座にその道を塞ぎおどろどろしい魔獣の姿へ変化し咆哮をあげた
アルカンは観念したのかその場で力なくへたり込む
「かっか ひとまずはこれこれで おっけーなのなのです 後はこの国の役人にまかまかせておけばいいのです ランキ たのたのめますか?」
「ラポ アリナに伝えてくるっち リブレいくっち」
「うぃー きゃはは」
ラポは館長らの処罰をこの国の司法に任せることにしたようだ ここでこの悪人たちをこの国に引き渡すことで今後の取引を優位に行おうという魂胆だ 懸命な方針だと思う
「グルルル なんの為にこの魔法陣を描いた?答えぬのならこの場で噛み殺しても良いのだぞ グルルル」
私は魔獣の姿のままアルカンににじり寄り低音でうなり声を出した
「ひ ひいいい わ わかった 話す は 話すから近づくな こ この魔法陣は・・・・・・」
アルカンは私に怯えながらも少しずつ事の真相を話しだした
「ことの発端はこの書庫の禁書保管庫にあった一冊の本だった 偶然それを見つけた私は館長にその事を相談しそれを渡した・・・・・・か 館長の様子が変わったのはその後からだった 館長は私に本を閲覧しにやってくる一般の女性を捕らえるよう支持した 私は最初それを拒否したが禁書の力に惑わされたのか・・・・・・私は最初の一人をうまく監禁することに成功した あとはズルズルと見てのとおりだ・・・・・・」
「禁書の力とはなんだ」
「異世界からの人間の召 召喚なのです」
私のアルカンへの質問に対しラポ様が返答をする
「聞いたことがあるあるのです この世界のどこかに有る禁書には異世界をつなぐゲートを開くことができる術の記された書物があるあると・・・・・・召喚された人間は特殊な能力を備えこの世界さえ手中に治める力を持っていると言わ言われているいるのです なにも知らず召喚された人間はほとんどの場合召喚した人間の思いのままになるなるといわれているのです 禁書は古代魔法 そんなものがこの世に存在するするとはおどおどろきなのなのです」
「そ そうだ 私達はその力を欲した 眼の前に餌があれば食いついてしまう それが人間というものだろう な 捕まえるのは館長だけでいい まだ役人はここへ来ていない たのむ 見逃してくれ」
「かっか 悪悪あがきなのです ラポはお前がどうなろうと知ったことことじゃないのです お前たちを国に引き渡してラポ達の取引を優位にするするのです それそれから ギブレ ちょっとなのです」
がっくりうなだれたアルカンをニヤリと笑いながら見つめるラポ様は私を呼ぶとある命をくだされた
・・・・・・
「これですね ラポ様」
「かっか これでラミス叔母様によい手土産ができできたのです」
ラポ樣は私の手から魔法陣の中央からとってきた禁書をとりあげると高らかに笑った
「女性が監禁されているというのはこの部屋か?」
やってきたアリナは私達の後ろにいる女性たちをみつけると激高した様子でアルカンを睨みつけた
「お前がやったのか?」
そう聞いたアリナに対しアルカンは何も答えなかったが私が目線でそうだと訴えるとアルカンにむかい一発の平手を放った
そして部下にひとこと「オイ」というとアルカンと館長をつかまえるように命じた
「ラポ殿ギブレ殿 すまない助かった しかし こんなことがここで行われていたとは・・・・・・ここが国の機関とはいえもっと目を光らせて置くべきだった」
「かっか そんそんなにかしかしこまらなくてもよいのです 魔獣退治のプロセスなのなのです かっか」
ラポ様はそういいながらアリナに気づかれぬよう禁書をしれっと自分の懐にしまったのだった
「さ さて みんな ここここはアリナにまかまかせてラポたちはタマの応援にいくいくのです」
・・・・・・
私達はアルカン達の処遇をアリナ達にまかすと魔獣と戦っているであろうタマ樣たちの元へと急いだ
・・・・・・
「ギャ ギャオウ」
「ミリ そっち行ったにゃ 気をつけるにゃ」
「まかしときぃ」
私達が倉庫の扉を開けるとすでに戦闘が始まっていた 魔獣は2つの頭のついた真っ黒な太った犬のような形をしている その見た目と反して動きは素早く鋭い牙と鋭利な爪で攻撃をしてくるやっかいなやつである 屋内では破壊系の魔弾や火炎系魔法が使えない 戦いには近接物理攻撃かモリの持っている氷結魔法を至近距離で使うしかなさそうだ
ただ モリは詠唱時機動力にかけるため魔獣に気づかせぬようモリの至近距離へと誘導する必要があった
パンパン
「きゃはは コッチコッチ わんちゃん コッチ」
「グォォォ ギャォオ」
帰ってきたリブレはももを叩いて魔獣を挑発する
激高した魔獣はすぐにリブレに向かって突進を始めたがリブレはその瞬間魔獣を避け逆側にまわりこむ
「リブレ 気をつけないとあぶないですよ」
「きゃはは ワカッテルッテ」
私はやや余裕のあるリブレの動きを見守りながら注意を促した




