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31_モリの活発化

「さて・・・・・・タマ ミリ モリよ 妾がナベちゃんから聞いたところによるとおぬしたちは触鬼を狩って金を得ようとしているそうじゃな そこで妾と交換条件じゃ 金は主らが稼ぐ10倍のものをやろう 代わりに妾にちと協力してもらえんかの」


「10倍やてぇ」


 ミリは魔王ラミスの提案に目を輝かせる


「かっか そうじゃ 少なければもっと増やしても良いぞ」


「・・・・・・きょ 協力ってなにするんや・・・・・・」


「なに 難しいことではない ミリ モリ 主らのその特殊な体質を借りたいだけじゃ」


「特殊な体質?」


「今妾はある変異精霊と敵対しておってな・・・・・・情けない話ではあるがその変異精霊に対しては妾の通常の魔法攻撃が通じん しかし精霊契約の子を媒体として魔法を発動すればその効力が現れることがわかったのじゃ そこでミリ モリ・・・・・・我が魔力に力を与えるフィルターとなってほしいのじゃ」


「・・・・・・それって 痛い?」


 モリが自分の髪を少し触りながら心配そうにラミスに聞く


「いや おそらく痛みなどを感じることはないじゃろう なぜなら魔法の発動自体は主らが制御するものゆえなにか異常があれば止めれば良いことじゃ 我が魔王の名において安全は保証しようぞ どうじゃ?」


「タマ お前はアイツを知っているいるのです そう あいつはこんな感じなのなのです」


 ラポはラミスの話を遮ると私をギャンブル場へ連れて行ったあの無表情な少年の規則的な動きを真似してみせた

 私はああと思う 私をギャンブル場に案内しラポを監禁したあの少年のことだろう たしかに異様な感じは受けたものの魔王が劣勢になるほど強いという感じはなかったようにおもえた


「ラポ あいつはそんなに強いにゃ?」


「まぁ つよつよなのですです ラミス叔母様はあいつの放つ光のタマを受け重傷をおったのたのです」


 ラポはラミスのお腹の辺を眺めながら痛そうな顔をした


「よし そうじゃの・・・・・・ミリかモリどちらか試してみるがよかろう みなこっちじゃ 外に出るのじゃ」


 ラミスはそう言って立ち上がると廃墟の外に出て森の少し広いところへと私達を集めた


 ・・・・・・


「よいかの」


「ああ」


「う うん」


 ラミスの前に立ったミリはすこし怯えた表情を見せながらラミスの魔法の注入を待っている

 ラミスは魔法でうっすらと輝く右手をミリの背に当てた


「どうじゃ?」


「ミリ どう?」


 ラミスの魔力を受けているミリをみたモリが心配そうに声をかける


「んー なんか こう力が湧いていくる感じがしとる ちょっと魔弾打ってみるわ タマちょっとそこよけて」


「わ わかったにゃ」


 私はそそくさとミリの前をよける


「魔弾!」


 ズガーン


 ミリが岩に向かって放った魔弾はズレもなく岩に着弾し大爆発をおこす


「な・・・・・・ なんや これ」


「おお ミリすごいにゃ」


(レーコードオブインペリアル以上の効果だわ)


「ミリ どうじゃ?痛みなどなかろう」


「ああ あらへん 今ならどんな魔獣だろうが倒せそうや」


「うむ それでは 次 モリよいかの」


「う うん」


 ラミスは次にモリの背中の辺りに手をかざし魔力の注入を行う


「ああん」


「どうじゃ」


「なんか 気持ちいい」


「やろ・・・・・・ん モ モリ」


 ミリがモリにそう語りかけた瞬間モリの顔つきに異変が起こる


「モ モリ 大丈夫にゃ?」


「はは 大丈夫に決まってるやろ 行くで ミリ見といてや」


 ズガーン ドカーン ズガガーン


「おらおら どうや どうや あはははは 見てタマ 見てミリ あははは」


(いやぁ こんなのソフィのモリちゃんじゃない)


「こ こりゃいかん 効きすぎのようじゃ 表に出ていない人格が現れておる だが 問題ない・・・・・・妾の魔力が切れれば元に戻るはずじゃ・・・・・・・」


 モリはしばらく楽しそうに破壊をしていたがある瞬間ふとおとなしくなった


 ・・・・・・


「あ あれ うち・・・・・・」


「モリ だ 大丈夫にゃ?」


「う うん」


「うむ どうやらモリと妾の魔力はあまり相性が良くないようじゃ いやよく効くということは相性が良すぎるということか・・・・・・まあどちらにせよ魔法の発動はミリに頼むことにしようぞ よいかの ミリ」


「ああ ええで」


 ミリはモリの頭を撫でながらそう言った


 ・・・・・・


 私達は魔王ラミスにつれられギャンブル場の見える高台へとやってきた


「ラミスさまぁ なんか敵おおいんですけどぉ」


 指で丸を作り目にあてギャンブル場の方を見ていたカンナがラミスに報告する


「むむ 奴は妾が帰ってくるのを見越してどこぞから民をさらってきおったな・・・・・・」


「無駄ですわね いかにフェアルが民衆を軍隊化させようともラミス様には烏合の衆ですわ」


「ナベちゃん そうではない・・・・・・奴はさらってきた民を自分の糧としようとしておるのだ」


「え」


「ユグドラを含め変異精霊のやっかいなところは他の生体のエネルギーを糧として力を得るところじゃ まぁユグドラは神との契約によりあまり人は食わんがの」


「そういうわけでカンナとサキはスキルである言霊と魅了を使いフェアルから民を遠ざけてもらいたいのじゃ すまないがモリはカンナとサキのサポートにまわってくれ ナベちゃん タマ ミリは妾のフェアル討伐をサポートをたのもう・・・・・皆のもの準備はよいかの いくぞ」


 私達はそれぞれの役目を話し合いおのおのがフェアル討伐のためにその場から離れる

 先発隊としてモリ カンナ サキがフェアルに連れてこられた一般人を引き離すようだ


 計画はモリが逃げやすいところで魔法の爆発を起こし敵の注意を引く 異常に気づいたフェアルは部下達を爆発のあった地点へ集結させる そこで待ち構えていたサキ カンナは魅了 言霊 を使い敵をその場にとどまらせるか戦いを離脱させる

 警備の薄くなったフェアルの取り巻きをナベちゃんや私がさらに陽動 

 そしてラミスがミリをフィルターをした魔法を発動しフェアル討伐という流れだ


 はたしてうまくいくだろうか・・・・・・



































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