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30_精霊契約の双子たち

タマ目線でのお話です

 ドアから元気よく入ってきたのはミリだ 後ろからモリも顔を出す


「タマ どうや 薬できとった?」


「まぁ 見つけましたわ・・・・・・」


「あああ・・・・」


 ラポと一緒にいた長身のメガネの女史はボソリとつぶやきニヤリとした

 サリィはタマにつづいてミリ モリまで現れてしまったことにショックの色を隠せないようだ


「ミリ まだみたいにゃ」


「すまない 実は微量な薬の調整にとまどっている・・・・・・完成にはもうしばらくかかりそうだ・・・・・・」


 サリィは申し訳なさそうに手を合わせ私達の方に頭を垂れた


「うーそうかぁ まだかぁ どや タマ 時間も余りそうやし触鬼狩りにでも行ってみぃへん?」


 ミリは少し落胆しながら私に次の行動を提案してきた まぁ 旅費も稼ぎたいのでミリの提案は受けることにしよう


「ミリいいにゃ 触鬼狩りに行くにゃ」


「ああ えっとミリ様でしたわね ちょっとその話なんですが私達にも一口かませていただけませんこと?」


「え 狩りのこと?」


「ええ 実は私達もパーティーで触鬼狩りのために薬を調合してもらおうとこちらへやってきたのでございますが 少々強い相手を狩ろうとおもっておりましてパーティーの人数を増やしたいと思っていたところなのでございますの 」


 メガネの女史はミリの方を向いてそう説明した


「そうなん? サリィ」


 ミリはソフィに確認をする


「ハアアン ねぇ サリィ・・・・・フウ」


「あ ああ」


 サリィの一番近くにいた妖艶な女性が吐息と共にサリィへと語りかけるとサリィは落ち着いた様子でそう答えた


「どうする? タマ」


(どうするにゃ ソフィ?)


「そ そうなのなのです あータマ? おまえまえはラポを騙した張本人なのなのですです ここはラポを手伝ってだってほしいしいのです」


(ラポったら痛い所をついてくるわね ことわれないわ・・・・・・)


(・・・・・・・だにゃあ)


「ミリ」


 私はミリの方を向きふうとため息をつきながら静かにオッケーサインを出した


「よし 決定や ええで いっしょに狩りや 取り分は山分けでええか?」


「もちろんですわ」


「それじゃ サリィそういうわけやうちらはこのパーティで少し稼いでくる タマさっそく作戦会議や サリィ竜小屋借りるでぇ」


 サリィはなぜだかぼーっとしたままサキの様子を見ていた

 私達は作戦を練るためサリィの竜舎へとやってきた


 ・・・・・・


「では こちらから紹介いたしますわ 私はナベンナ 皆ナベちゃんと呼びますわ 武器はムチなどですわ こちらはカンナ 武器は瞬間移動とハンマー こちらは アルミ 武器は魔法と大剣等 そしてこちらはサキちゃん 回復魔法担当ですわ ・・・・・・えっと」


「ラポはラポなのなのですですわ 武器は攻撃魔法全般ですですわ」


「ラポちゃん 別に真似をしなくてもいいのですわよ」


「そ そうなのなのですわねわね」


(ラポ まだおかしいにゃ)


「よろしくですわ」


 ナベちゃんが自分たちの紹介を終え次は私達の紹介の番だ


「じゃ次はタマたちにゃ 私はタマ あー武器は短剣と魔法にゃ こっちがミリとモリ双子の姉妹でミリは打撃系 モリは魔法系全般とワンドが武器にゃ そして・・・・・・」


 私はさっとソフィに意識を切り替える


「私はソフィです タマの補助をやってます」


「なんと・・・・・・」


 私の雰囲気ががらっと変わったためナベちゃん達は少し驚いたようだ

 私達は紹介をひととおり終えるとさっそく狩りへ繰り出すこととなった

 指揮は経験の多いナベちゃんへ任せることとなった

 狩場はラーバッスからさほど遠くないところにあるダンジョンで地下5層の高レベル向けダンジョンに向かうこととなるはずだった


 ・・・・・・


「そうですわ 皆様 ダンジョンの前にちょっと寄りたいところがありましてお付き合いしていただけますかしら」


 ナベちゃんの発言に私 ミリ モリ の3人は顔を見合わせる

 そして3人とも小さく頷いた


「いいにゃ どこにいくにゃ?」


「叔母様のところなのなのです」


 ラポは焦ったように横から声を出した


「叔母様にゃ?」


「ラミス叔母様のところなのなのです 少し調子が悪いので様子を見て見てきたいのでのです ハムの町なのなのです」


(ラミス ラミス どっかで聞いたような・・・・・・)


 私達にとっては旅路を引き返すこととなる為あまり気が進まなかったが病人の見舞いだと言われればしかたあるまい


 ・・・・・・


 ラポはハムの町だと言ったがそこは郊外の森の中であった


「叔母様ぁ」


「ままま 魔王にゃ・・・・・・」


「おお ようやく来たか・・・・・・待っておったぞ」


「叔母様 調子はどうなのなのですか?」


 廃墟にいた人物が魔王であり驚きを隠せない私を尻目にラポは魔王に近づいていく


「かっか もう大丈夫・・・・・・と言いたいところだがまだ完治せん サキすまんがヒールをお願いできるかのぅ」


「はぁん あらぁ ラミス様がヒールを私に頼むなんて ひ さ し ぶ り 燃えてきちゃうわぁ ねぇ はい それじゃあ ラミスちゃん ふう サキの人差し指 チュパチュパちましょうねぇ はあ」


「ば ばかもの サキ子供扱いするでない」


 ・・・・・・


 魔王はサキに抱きかかえられてヒールを受けている まるで赤子のようだ

 しばらくしてヒールを終えた魔王が立ち上がる


「かっかっか 全開じゃ」


 その魔気は圧巻であり私やミリ モリはそこから動くことも叶わなかった


「うむ タマ ミリ モリ 協力に感謝するのじゃ これより妾達はフェアル討伐へ向かう」


(フェアル? 初めて聞く触鬼の名前だわ)


(ほんとにゃ まぁ 魔王がパーティーにいるにゃら どんな触鬼が出てきても平気にゃ)


(・・・・・・タマ 私 思い出したわ 魔王には最強の4人の側近たちがいるってその4人の事を人はラミスの四天王と呼んでるらしいわ・・・・・・もしかしてサキさんたちって・・・・・・)


(サキたちがその四天皇かどうかはわからにゃい でも魔王と親しい間柄であることはまちがいないにゃ タマ達はいったい何をさせられようとしてるにゃ?)


 ミリもモリもだまってはいるがここにきてそんな不安がよぎっているに違いなかった


































 

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