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21_美しく舞う

ソフィ視点での物語です

「こ これでいいかしら・・・・・・ ミ ミリ モ モリ ど どう 私」


「ん ま まぁ ソフィがいいなら いいんやない・・・・・・ なあ モリ う うちは恥ずかしい」


「う うん ミリ モリも・・・・・・ ソフィは堂々としてる」


(ふふ モリちゃんもっと見て・・・・・・)


(ソフィ 心の声が漏れてるにゃ・・・・・・)


「さあて それじゃあ 皆 用意はできたな ・・・・・・・ 各自木の下へ集合 いっくぞー 魅惑のステージの始まりじゃ ぐわはっは」


「ミリ モリ 行きましょ」


 リンゾウはそう言うとそそくさとその場を出ていった

 乗り気ではないミリとモリを無理やり部屋から連れ出しリンゾウに言われた大きな木の下までやってきた


 ドンッ


 大きな音がまわりに響く この音はリンゾウ様が用意した儀式用の太鼓の音だ 


「さて それでは儀式の準備は整ったぞ まずはミリ お主が手本を見せよ」


「げげ やっぱ うちぃ? モリィ・・・・・・」


 ミリは恨めしげにモリを見たがモリはただ恥ずかしそうに笑っているだけだった


 ドドン


 私は雷鳴のようなその音にビクッとする


「ええい 早くせんかぁ」


「へいへい」


 半ばあきらめたといった感じのミリは片手を上げながらた大木の下へと進んだ


「お主 ちゃんと覚えておるのだろうな しっかり舞えぃ」


 ドンドン ドドン


 その不思議な踊りは妖艶でもあり奇っ怪な感じでもあったが一通りの動きを繰り返しているように見える

 ミリは真っ赤になりながらも腰をくねらし必死で踊っている


(タマ 私にもできそうだわ)


(ソフィならできるかもにゃあ タマには無理そうにゃ にゃはは・・・・・・にゃ ソフィ・・・・・・あれをみるにゃ)


 私が踊っているミリを見るとミリの体からかすかに光るものが大樹のほうに立ち上っているものが見えた


「・・・・・・なにか吸われているの?」


「・・・・・・大樹は舞っている人間のマナを吸って実をつける ミリを手伝う」


 驚きでポツリと出た言葉にモリが返答しそしてモリはミリの方へ歩き出した

 私もモリへつられて大樹のほうへと歩く


「おお 3人もの舞を見るのは久しぶりじゃのう さぞかし立派な実をつけることだろう」


 ・・・・・・・


 はあはあはあ


 私たちは息を切らせ必死になって舞い踊った


「はあはあはあ リ リンゾウ様・・・・・・いったいいつまで踊ればよいのでしょう はあはあ」


「そうじゃの ほれ 木を見ろ・・・・・・あれが虹色の光を放てば実は熟し試練はおわりじゃ もう少しじゃの がっはっは」


 リンゾウがそういって木を指差しそこを踊りながら眺めるとそこには数十個の大きな緑の実がなっていた

 そのとき実はかすかに赤く光っているようにも見えた


(ソフィ 実が 実がなってるにゃ)


(はあはあ そうね もう少しで熟しそうだわ)


 ドドン


「よし おわりじゃ 眼福・・・・・・ いや よくやった がっはっは おい」


 私たちが踊りをやめ木を見上げるとそこには虹色の光を放つ実が数個なっていた 緑であった数十個の実は虹色の実に成長する際数個腐り落ちてしまったらしい

 リンゾウはいつの間にか隣にいて私たちの踊りを見ていた女性に声をかけた


「あらあら そうでしたわね 人間は飛ぶことができませんでしたわ いひひ」


 バサッ


 その女性はそう言うと背中の羽をひろげ空へ羽ばたいたかとおもうと木の実を取りリンゾウの元へと帰ってきた


(あ あの女の人 ま 魔族にゃ)


「お すまん ミリ 取りにくるのじゃ 取れた実は5つ 1つはワシがもらう あとは主らが持って帰るとよかろう がっはっは」


 ・・・・・・


「ありがとうございます リンゾウ様」


「おうおう ソフィとか言ったな お主なかなか筋が良い・・・・・・ なんならずっとここにいて実をとっていてもいいのじゃぞ3食寝床つきでワシのスペシャルマッサージつきじゃ ど どうじゃ」


 リンゾウはこちらへ波のように動かす指を見せつけながらそういったが

 私は悪寒が走り即座に受け答えた


(スケベ爺にゃ)


「ははは い いえ リ リンゾウ様 お気持ちはうれしいのですが どうしても行かなければならないところがございます」


「そ そうか では仕方ないの あれじゃ また 実がほしくなったらいつでも来るが良い お主なら資格をいつでもやるからの がっはっは」


「リンゾウ様・・・・・・実は少しお尋ねしたいことがあるのですが」


 私は懐にいれていた一枚の手紙を取り出しながら話を続けた


「リンゾウ様のところにおられる女性は魔族の方ですか?」


「よく気づいたのう そうじゃが なにか?」


(羽が生えてたにゃ タマでもわかるにゃ にゃるほど ラポの手紙 ここで渡してしまうのかにゃ?)


「実はとある女の子から魔王様に手紙を預かったのですがあいにく私たちには魔族の知り合いがおりません リンゾウ様の所の女性であればなにか魔王様についてご存知かとおもいまして・・・・・・」


「おい カレン こちらへ来るのじゃ」


「あらあら だんな様なにか御用ですか?」


 女性はリンゾウに呼ばれるとふわふわと宙を舞いながら私たちの近くへと舞い降りた


「なにやら ソフィが魔王に手紙を預かっておるようなのだが見てやってもらえんか?」


「あらあら ラミス様にお手紙・・・・・・めずらしいですね」


「・・・・・・あの カレン様 魔王様と面識があるのですか?」


「あらあら すべての魔族は現魔王をしっておりますわ 私も一度だけお会いしたことがありますが・・・・・・そうですか ラミス様に手紙ですか・・・・・・わかりましたわ すぐに使い魔を魔王城へ遣わせましょう」


 カレンはそう言って私の手から手紙を受け取るとそれを召喚した使い魔に咥えさせ飛ばした


「あらあら これでラミス様の元へ手紙はいくはずですわ」


「カレン様ありがとうございます」


「いひ あらあら・・・・・・」


 その後リンゾウから木の実を受け取った私たちは次の薬集めへと向かうことになった








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