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第31話:師匠発見!

「この人がエリスのお師匠さん...!?」

僕とラフィーは驚いた。そこには割と筋肉ムキムキの細マッチョな女性が目の前にいた。


「師匠ー!今、助けます!」エリスが再度、師匠と言ったので、聞き間違えじゃなく本当にエリスの師匠なのだろう。だいぶイメージと違う。


「くっ...この鉄格子硬い...外れない..」エリスが牢屋の鉄格子を何とかしようと頑張っているがそれでは開けられないだろう。僕が風魔法で使い、かまいたちの様な風の刃を生成して牢屋の鉄格子を切った。


「イツキさん。ありがとう!」エリスはすぐに師匠のもとに向かった。


「師匠~!やっと見つけました~」エリスは顔がくしゃくしゃになりそうなほど泣いている。

「エリス!こんな危険なところに来ちゃダメじゃないか!」

「ぐすっ....だって、だってすごく心配だったんだもん」

「まったく、この子ったら、、、でも嬉しいよ。でそこの二人のお連れさんは?」

僕たちの事だろう。


「僕はイツキと言います」

「私はラフィーです」


「おっ自己紹介ありがとう。可愛いお嬢さんたちだ。私はグリアって言うんだ。こんな格好だけどよろしく」手錠をかけられたままのグリアさんも自己紹介をした。


「グリアさん。少し動かないでいてください。その手錠を壊します」

手錠がかけられたままのグリアさんを見て、その手錠を何とかしようと思った。


「無駄だ。この手錠は魔力を吸収する。魔法じゃ壊せない」

「それなら...」

僕はトランス解除して男の姿に戻った。


「ええっ!?お前さん男なのか?」

「はい。僕は元々”男”です。【トランス】で女になるんです。そんなことより...」

ここに長居したくもないので、グリアさんには悪いがイツキのトランスについてはサラッと説明。

僕は【身体強化】かけてグリアさんの手錠を掴んだ。


「バキッ!」と破壊音が鳴った。魔力が使えないなら力業で壊せばいいそう思ったのである。


「嘘だろ...この手錠硬さもそれなりにあったはず...」

グリアさんが驚いた表情をしている。


「イツキさん!本当にありがとう!師匠が助かったよ!」

「私からも感謝だ。ありがとう」二人にお礼を言われ、少し照れた。


「でも何でグリアさんは捕まっていたの?」ラフィーがグリアさんに質問した。


「その話は外に出てからにしよう。ここには...」グリアさんが言いかけた時である。


「あらあら~。ダメじゃない。勝手に逃げ出しちゃ~」

甘い声が後ろの方から聞こえてきて、僕らは声のした方向に顔を向けた。そこには黒のローブを羽織った男女二人組が立っていた。


(気配を感じ取れなかった...?)僕は思わず動揺する。


「もう少し大人しくしていて欲しかったけど、エサも釣れたし結果オーライか♪」

黒のローブの女は上機嫌だ。反対に男の方は全くの無反応で不気味である。


「っ!お前たちは!」グリアさんが渋い表情になる。


「ねぇ、、この人達って、、」ラフィーが小声で僕に確認してきた。

「ああっ間違いない。グリアさんをここに誘い、閉じ込めた犯人だろう」

僕も小声で言い返した。グリアさんの表情からして不本意で捕まったに違いないと確信した。


「あなた達が私の師匠をここに閉じこめた犯人ね!」いきなり、エリスが声を高げて言い放った。


「閉じ込めたって人聞きの悪い。捕まっているのはね。彼女が望んで捕まったのよ」

ケラケラと笑いながらエリスに応えた。


「うそっ!そんなことはない!」全力で否定する。

「ああ!ウチの弟子のエリスの言う通りだ。誰がお前なんかの言うことが聞くか!」


「もしかして、フラれちゃった?残念~」黒のローブの女が残念そうな表情をする。


「エリスとお前たち二人も気を付けろ。こいつは魅了の類の技を使ってくる。しかも強力だ」


「「分かりました」」僕とラフィーも続いて頷く。


「あれっ?ちょっと待って、、後ろにいる男って、、、まさか!」

エリスが両手で口元を覆った。


「ああ。そのまさかだ。後ろにいる男はこの街のギルド長だ」グリアさんが衝撃の一言を言った。


「えっ?この街のギルド長?なんであの女側に付いているんだ?」


「おい。あんた。確かイツキって言ったか?ギルド長だって好きであいつ側に付いているわけじゃない。あいつに魅了されているんだ。魅了は異性同士だと特に強力になる。お前今、男だろ。警戒しとけ」


「うーん、そろそろお話はもう済んだかな?じゃさっそく本題に入っていこう!!って思ったけど、私の自己紹介がまだだったね。私はラプラス。悪魔のラプラスだよ~」


「「ッ!」」

「悪魔...?」

僕はこの世界に来て初めて悪魔と対面した。

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