表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強のエンターテイメント  作者: sky-high
新団体設立
38/51

TMNのオフィシャルルール

TMNは何から何まで斬新だった。


リングは四角い形ではなく、オクタゴン(八角形)に作られ、直径は約9.1mで、面積は約69.3m2という、アメリカの総合格闘技団体と同じリングを作った。


TMNオフィシャルルールでは、総合、立ち技、レスリングの各部門に細かい項目が記載されていた。


レスリング部門では


・一切の打撃を禁ずる(一回の打撃でイエローカード、累計二回の打撃で反則負けとなり、ファイトマネーの30%を没収する)


・勝敗はギブアップまたはスリーカウントで決着。

もしくはレフェリーが試合続行不可能と判断した時には、レフェリーストップで勝敗を決める。


・試合形式は30分一本勝負とし、時間内に決着がつかなかった場合、ロープエスケープの数や、試合内容で判定を決する。

尚、判定ドローの場合は延長戦として、10分のextra timeに突入し、それでも決着が付かない場合は判定で決する。


・場外に落ちた際は、速やかにリングに戻り、場外乱闘をした選手は失格となり、ファイトマネー全額没収とする。


・トップロープに上っての攻撃は可能。



…これじゃプロレスじゃなく、打撃無しの寝技の攻防になってしまう。

プロレスラーの代名詞とも言うべき、ドロップキックやストンピングすら使えない。


ギブアップかスリーカウントで決着というが、ブック無しの試合でスリーカウントなんてかなり難しい。


立ち技と総合のルールに関しては、選手の安全性を考慮し、オープンフィンガーグローブ(立ち技では通常のグローブも可)レガースにニーパッド、エルボーパッドに、額の部分にパッドの入ったヘアバンドを着用して試合を行う。


つまり、Diamondでは禁じられている、肘打ちと頭突きが認められている。


ちなみに立ち技でのルールは、パンチ、キック、エルボー、頭突きと言った打撃に、スタンディング状態での関節技と投げ技が認められている。


試合形式は3分5ラウンド。


ギブアップまたはKOやレフェリーストップによって決着を決める。


スタンディングの状態から関節技を掛けられた際、ロープエスケープで技を解き、リング中央で試合を再開する。


時間内に決着がつかなかった際、ロープエスケープの数や試合内容で判定を決する。


判定ドローの場合は、レスリングと同じ様に5分1ラウンドのextra timeに突入。



そして総合のルールは他の総合格闘技とほぼ変わらないが、グラウンド状態の相手の頭への膝攻撃(いわゆる4点ポジションの膝蹴り)は認められる。


目潰し、噛みつき、急所攻撃、顔面への踏みつけは禁止とされ、試合形式は10分2ラウンドとし、決着が付かなかった場合は同じく10分のextra timeに突入する…



ざっと目を通してこんな感じのルールで、レスリング、立ち技、総合の三部門を行うつもりだが、立ち技と総合に関しては、さほど問題は無い。


だが、問題なのはレスリング部門のルールだ。

せめて、レスリング部門に関しては、従来のプロレススタイルでいいじゃないか。

これじゃ道場でのスパーリングと変わらない。



【今のプロレスには戦いが無い!】


【プロレスこそがバーリトゥード(何でもあり)だ】


カイザー大和や佐藤さん、山田さんはそう言ってたが、これは戦いじゃない、競技に近いスポーツライクな試合で、アマチュアの大会みたいなものだ。


バーリトゥードどころか、ルールでがんじがらめになって、どうやって闘えというのだ。


旗揚げ戦を観て、ファンはTMNをプロレス団体と思うのだろうか?

誰もプロレス団体とは思わないはずだ。


そしてレスリング部門のルール改訂をするよう、海外にいるカイザー大和を含め、3人ともう一度話し合う必要がある。


もし、ルール改訂をせずにこのスタイルでレスリングをやると言うのなら、オレはTMNの旗揚げ戦には参加するつもりは無い、とハッキリ言おう…


そして3人のうち、佐藤さんが一足先に帰国した。

オレは佐藤さんとルールについて、話し合いの場を設けて欲しいと伝えた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ