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今、君を想う  作者: 柾木
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今、君を想う~僕と言う人間とこれまでの経緯~

僕はこの世に生を受けてからのおよそ30数年間、それなりのお付き合いはしてきた。

モテる程顔が良い訳ではないが、邪険にされる程不細工でもない。

要は可もなく不可もない、そんな容姿である。


身長は高い方だとは思うが、モデルのようにスタイルが良い訳ではない。

だが、自分で言うのも何だが、人付き合いや男女問わず人に対する接し方はうまいと思っている。


それも相まって、23歳で結婚するまで人並み以上の恋愛をしてきた。

当時、お付き合いをしてきた彼女達は勿論好きだったし、色んな事もした。

だが、多々ある理由で別れていった。


そんなこんなを繰り返しているうちに、現在の妻と出会い、妊娠が発覚し結婚に至った。

いわゆる出来ちゃった結婚と言うやつだ。


それ自体は悪いと思ってはいないし、むしろ僕は子供が大好きだから純粋に嬉しかった。

生活環境は悪くなくむしろ良い方だろう。人並み以上の収入もあると自負している。


だが、その収入が僕にとって一つのネックとなっている。

うちの妻は、僕に対しての感情と言えば人並以上にお金を稼いでくる人間。でしかない。

それさえしていれば、何をしようがどこにいようかどうぞご勝手に。と言う感じだ。


一見、自由で良いね!と思われるだろうが、そうではない。

僕にとっての家庭とは癒される空間であるべきだと思っている。

人並み以上の収入と言うのも決して楽をして稼いでいるわけではない。

会社役員として、朝から晩まで日々努力と苦労を重ねて稼いでいるお金である。


勿論、生きていく為にお金は必要で、持っているに越した事はない。

女性の結婚にたいする条件の上位に、収入が挙がるのも当然だろう。

もし、そうだとしてもやはりそこに感謝と愛情が含まれなければ夫婦は成立しないのではないだろうか。


そんな環境も相まってか、僕には一つずっと心残りがあった。

それは、高校時代ほんの短い期間ではあったがお付き合いをしていた女性だ。

皆さんのお察しの通り、その女性が現在僕と『純愛』をしている彼女になる。


当時、僕は世間一般で言う『遊び人』の部類に入る人間であった。そこは否定しない。

そんな中で出会った女性の一人は彼女である。


彼女は中学の時の同級生であり、その当時、僕には似つかわしくもないとても純粋で

素直で、真面目な子だった。背が高く容姿端麗で、美人と言える子だった。


勿論、真面目な彼女は、僕達の人種と交わるわけでもなく、中学の時はクラスメイトと言う

間柄でしかなかった。再開したのは、高校三年生の時。



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