ep5. God dead, God to live
「さっきの話、詳しく説明しようか?」
不敵な奇妙な笑みでまた近づいてきた
「当然だろ、まったく頭の中が整理できてねえ!」
「実はね、この7人の神で殺し合いが始まっているんだ。この世の中で。」
こ、ろ、し、あ、い?
次元がよく分からなくなった。
「この7人によっての殺し合い、勝利者は1人のみ。勝った者には何でも願い事が一つだけ叶えさせてもらえるんだ」
なんなんだこの話は!?
「まあ、当然僕も勝利を目指すよ。いずれ君のことを殺すときは来る。ただ、今はその時ではないと思ってスルーするけどね。」
「ちょ、ちょっと待て、俺ら2人以外の5人はどこにいるんだよ!?」
「はあ?そんなの僕だって分からないさ。分かってたら君ともっと早く接触していただろうしね。」
「その5人は俺の命を狙っているってことか!?」
「当たり前だろ、いつ殺されるかわからないから、覚悟しとけよー?時空を歪めることができるだけでお前もただの人間なんだからな。」
そういって横山は決勝の舞台へと向かった。
柴岡も多分決勝へ向かったのだろう。
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決勝、これが東京都ナンバーワンを決める一戦だ。
柴岡と横山が座る。
まあ横山が脳内を操り優勝するだろ・・・・ん?
「お前、まさか、まさか・・・!?」
「そうだよ・・・?気づくの遅すぎ。」
「うわあああああああああああああああああああああああああああ」
横山が叫びながら倒れた。
「目が、耳が、聞こえない!触れた感触がない!!!!!」
横山が暴れる・・・
柴岡、まさか・・・
「柴岡!お前まさか!!!!」
そうすると、柴岡は内ポケットに入れていたナイフで、
動けない横山の心臓を思い切り突いた。
横山は苦しみもがいたが、動きが止まった・・・・。
「横山・・・油断したね。バーカ」
そうつぶやくと俺の方を柴岡が向いた。
…逃げろ!逃げろ!逃げろ!
時空を歪め、全力で逃げた。
自分より速いものは居ない。誰よりも速い。
逃げるしかない!!!!!怖いんだ!!!
横山が言っていた、
残りの5人の神の1人。
五感を奪う神、それこそがあの女、柴岡蒼衣だったのだ。
・・・・・
遠くまでやってきた。これでもう柴岡は追ってこないだろう。
だがしかし、もう流星高校には戻れないだろうな。
たった一人での俺の戦いが始まったのか・・・。
ありえない、だって将棋だぜ?
将棋から膨らんでこんなことってありえるのか?
ふざけんな!こんなの信じないぞ!
夢に決まってる!
・・・まあ夢じゃないことは痛いほど分かっている。
「おう、あんちゃん・・・。」
河原にたどり着いていた俺は傍に居たホームレスに話しかけられた。
「お前も仲間のようだな、神々の戦いの。」
「えっ!!???」
こいつも、神の一人なのか!?
逃げなきゃ、逃げなきゃやられる!!
「待って逃げんな!俺は違う!決して人を殺そうだなんて思っていない!」
優しそうな巨大な男はそう言った。
「俺ら、二人でやっていこうや。殺しなんて怖い。怖すぎるんじゃ。頼む…心のやすらぎを俺によこせえや・・・。」
本気で泣いている。
本当にこいつは殺意や最後の一人になろうなんて気はなさそうだ。
「・・・あんたは何の神なんだよ?ホームレスのおっちゃん。」
恐る恐る聞いてみる。
「俺は、絶対に傷つかない神じゃ、だからお前を守ることだって出来る。頼む!一緒にいてくれや・・・」
一人で戦うなんて、あまりにもハイリスクだ。
仲間を増やすことにより、少しでも生き延びる道ができるのであれば・・・。
俺は殺しなんてしたくない、ただ生き延びたいだけだ。
ならばこいつと仲間になることは間違っていない。むしろ正解なんじゃないか?
「・・・よろしく。おっさん。俺と仲間になってくれ。」
「お、おう!!俺の名前はカイトって言うんじゃ!よろしく頼むぞ!!!」
俺の手を掴み握手をブンブンと強引にしてくる。痛い。
「俺は千葉咲作、時空を歪める神だ。よろしくな」
こうして、千葉とカイトの壮絶なる戦争が始まったのであった。
残りの神 6人。
つづく
時空を歪める神 千葉 咲作
脳内を読み取る神 横山 航(死亡)
五感を奪う神 柴岡 蒼衣
絶対に傷つかない神 カイト
天気を操る神 ????
想像を創造する神 ????
全てを破壊する神 ????




