ep4. The moment you realize that it is God
座布団の上に座る。
横山は先に来ていたようだ。
「よろしく、千葉くん。」
俺に微笑み、握手を求める横山。
「ああ、よろしく。」
この不敵な笑み、凄く気味が悪い。
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一戦が始まった。俺が先手だ
さて時を歪めてスマホを確認する。
先に出る場合は・・・・。
よし、ここだ!
歩を前に出す。
これは完璧なはずだ!
「・・・へえ、将棋界に超能力を使える人が俺以外にいるとはね...」
?
何を言っているんだこいつは
まさか、俺の時空を歪ませる能力がバレたのか?
いや、そんなわけはない!
それ以降横山は何も話さなくなったが、
俺の将棋の裏を突いていき、圧倒的劣勢に追い込まれた。
「さあ、王手だ。」
追い詰められた。ここからの打開策はまだある!
金をここに!
「そこに4六金を置こうとしても無駄だよ。それの対策はもう脳内にインプットされてあるからね。」
「えっ?」
こいつ・・・俺の置く手を完全に読んでやがる。
俺の手は裏の裏の裏。プロ棋士でも絶対読めない手だった。
しかし、こいつはピンポイントに俺の手を読んできている。
「多分これを除いた戦法だと、8六桂馬、3一銀で逃げる戦法を考えているよね?」
・・・なんなんだこいつは!?
3パターン用意した俺のネット上のツールを全て把握しているだと!?
なんなんだこいつは、俺の脳内を読み取ってるとしか思えない!
「なんなんだこいつは、俺の脳内を読み取ってるとしか思えない!・・・って今思ったよね?」
「!?」
え・・・!?
「そうなんだよ、俺も超能力者なんだよ。」
横山の口からとんでもない言葉が飛び出した。
信じられない。
「えっ・・・!?まさか、お前も時空を歪めれるのか!?」
「いーや、君の超能力とは違う。僕の超能力は他人の脳内を全て読み取ることができるんだよ。」
あまりにも急展開で頭が追いつかない。
まだ将棋中だぞ!?
「は・・・?なんだよそれ・・・」
「世の中には超能力者が7人いるんだ。まず一人目は時空を操れる君、二人目は他人の脳内を全て分かる僕、残りの五人の能力は、物に触れただけで破壊することが出来る人、頭の中で想像した物を一瞬にして生み出すことが出来る人、天気を操る事ができる人、他人の五感を奪うことができる人、そして絶対に傷付かない男の7人だ。」
・・・・・・・!????!?!!!!??!??
「要するにこの7人が世界を網羅する神だっていうことなんだよ。」
俺が神だと!?
どういうことなんだ!?
はあ?
理解できねえ
えええ!?
「そう、神。僕たちは神なんだよ。そして・・・・いや、この話は後でしよう。とりあえず、この一局は僕の勝ちでいいよね?」
・・・・
試合は負けた。もうズタボロに。
豊島VS柴岡の戦いは、豊島が試合中に腹を痛め棄権。
よほど緊張していたのだろうか?
「やあ、千葉くん」
横山が近づいてきた。
「さっきの話、詳しく説明しようか?」
つづく




