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終わるって、世界がさ。

 

今日で世界が終わるっていわれたら

みんな信じるのだろうか

そんな感じで見ていた

世界が終わるっていうニュース


原因なんて分からない

空が降ってくるとかさ

どこかの漫画の読みすぎか

とりあえず世界が終わるんだ

ぼんやり眺めた大空の向こう


町中はいつも通りで

少し人がいないだけ

いつも通りの風景で

いつも同じ青い空


世界が終わるっていうのに

みんな落ち着いているんだね

という僕も落ち着いてる

世界が終わるってどんなんだろう

自分の頭じゃ分からない


鳥は空を飛んでいて

飛行機は雲を裂いていく

町中を進む自動車は

赤い光を反射した


世界が終わるって

つまり僕は死ぬのだろう

怖いなんて聞かれたら

怖いと答えたくなるのが普通かな


でも正直怖くない

実感がないからか

ぽろぽろ落ちてくる手のひらが

やけに視界を遮ってくる


夕焼け小焼けでまた明日

なんてね

明日なんて来ないだろう

ぶらぶら足を遊ばせて

黄昏時の闇夜見る


月が瞬いて

星は燦々流れてる

一番星はまだどこに

流星群が踊ってる


世界の終わりはどんなかな

この目で見れるだろうか

なんて瞳は薄れていく

ぽろぽろ青い空


そしてどうにか終わりを見た


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