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ガラクタライ
自分を裏切れるほど強くないから
いつも惰性に甘えてしまう僕がいた
そんな自分が嫌なはずなのに嫌いにはなれず
いつも心の底で殴り合っている
愛想笑いで生き方を誤魔化して
罵詈雑言を吐くのに出てくるのは他人賛歌
いい人止まりの生き方で過ごして
不満足なままの一日が終わっていく
夢から覚める度にため息をつく
何か成し遂げても夜になれば元通り
不愉快な奇跡が毎日付きまとって来る
知らない振りを自分の背中を蹴飛ばした
自分を変えるための一歩を踏み出しても
結局はゴールが遠ざかっていく
堂々巡りのイタチごっこをいつまでも
大人になってもやり続けている現状
足掻いてるつもりになっていつしか
歩くこともやめて それに気付かなくなって
擦り傷だらけの身体を嘘で隠した
また自分に負けた自分で誤魔化して
安っぽい幸せに躓いて転んで
大切な不幸せを見逃す振りをして
希望とか絶望とか簡単な言葉で
言い訳を並べて無理矢理納得する
そんな生き方でいいのか？ 自問自答
幾度となくしてきた形式的な自演
それでも今度は何か掴めるんじゃないかと
ポケットの中の埃を掴んだ
