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ツミキセパレート

 

描きあげたものってどんなだっけ?

首をかしげて考えた

今まで描いてきたものは

どんなものだったのかな


描いてはのせて

歌ってはのせて

失敗して途中で投げ出して

そんな積み重ねの上にボクらは立っている


君と会ってから何年目かな

数えそうで数えられない軌跡

ボクたちが重ねてきた日常は

積み重なったセパレート

ひとつひとつがボクらの記憶

そんなツミキが積まれてる


今まで歌ってきたことって

なんの意味があったのかな?

手を上げて分からない

気にさえ止めなかったこと


文字を消して

輪郭を消して

挫折して投げたして

それでもあきらめずに続けていく


立ち止まった回数は何回だろう?

数えきれないほど落ち込んだ

やめようなんて思ったよ


積み上げたツミキはぐらぐらと揺れている

ずっと不安定なままのボクらの記録

ツミキに詰め込んだ想いはまだ

誰にも届かないセパレート


泣いたって意味ないさ

叫んだって意味ないさ

目の前にあるがままのセパレート

今さら変えようなんてできやしない


不安な気持ちを詰め込んだツミキも

ボクらが積み上げていくものだよね

大きく上へ上へ

積み重ねていくのは

未来へのツミキ



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