表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
638/660

冷えたコーヒーの愚痴

 

冷めたコーヒーを一杯

肌寒い朝が嫌いでした

二度寝でもしてしまおうか

見計らったようにアラームが迫る

現実は夢が嫌いなようでして

嫌でもカーテン越し 朝日が部屋に差し込む


行きたくないなとぼやいて

いつものサボり癖? 脳裏を横切るズル休み

そのくせ身体は止まれない 反射的な自浄作用?

意味のない罪悪感が伸し掛かる

世の中不公平じゃありませんか?

理不尽な呟きはため息と一緒に


数え切れない朝 変わらぬ悪態をついて

いつも不安に論破されている

変わらぬルーティン 破れない非常識

悪癖さえ直すのが後回しになるほど

世界が早すぎるのです


止まってくれと叫んでも魔法もない

この世界じゃただの悪ふざけ

一分一分と過ぎていく 数字が急かしてくるのさ

気取る時間も 感傷に浸る間もなく

科学が押し寄せて奪っていく


空になったコップがそのまま

染み付いた朝日の残骸

帰るまではきっとこのままだ

そこにずっと居れたらよかったのに

足跡だけが残っている

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ