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鮮烈な空の下で

 

雲 裂いた 飛行機雲

鮮烈な光が降り注ぐ

それは雨のような

冷たく身体が濡れていく


声なき声 誰かを呼んでいて

上げれた旗が靡いた

引き戻されたモニター前

世界は歪んで見えていた


誰のために戦うのか

何のために戦ったのか

問いも答えも知らぬまま

ただ命じられるままに


この引き金を引いても

まだ昔に戻れるか?

青く静かになっていく平原

見え隠れたした未来を今


空 切り裂く 飛行機雲

鮮やかな光が舞い落ちる

それは雨上がりのように

蒸れた景色が乾いていく


届かない手 掴み取るように

後悔の先へ進んでいく

割れていくモニターの前に

世界は正しくあっただろうか?


信じるものすらなくなって

続ける意味も喪っても

それでも止まらせてはくれない

罪悪感を押し殺して突き進む


命ほど儚く美しく

生きるほど哀れで悲しく

簡単に引いてしまった未来を

これからの君はどう見ていくのか


誰のために戦うのか

何のために戦ったのか

問いも答えも知らぬまま

ただ命じられるままに


この引き金を引いても

まだ昔に戻れるか?

青く静かになっていく平原

見え隠れたした未来を今


光が風と共に駆け抜ける

静かになっていく世界の片隅で

見上げた空の先にあった

夜明けの景色は誰が慈しむ?

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