表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
607/660

夜色がひらりひらり

 

夜色がひらりひらり

目の前に舞い落ちる

背中越しの風に乗せられて

暗闇の中へ旅立った


電灯に照らされて

白く濁る桜色

木下(このもと)騒ぐ声さえも

振り向けば音もせず


ぼんやりと霞んでいく

消えていくのは昨日の灯りか

背中合わせの闇が告げる

お酒で一杯 口を濁す


いずれはなくなるものだと

目先の人は今を楽しむ

広がっていく言葉の風は

他愛もない時を色濃く写した


積もる色も一息吹けば飛んでいく

終わりよければ全てよき

土に還っていく音たちよ

次はいつ会えるだろうか


電灯を見上げて影送り

白く濁った桜色はひらりひらり

黒く色付いて消えていく

また夜を迎えよう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ