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君が産み出した悪魔に君が復讐されるだけの話

 

僕らが作り出した妄想は

あっという間に広がっていく

自分では制御出来ないほど

欲望にまみれて醜く歪んでいく


可愛いキャラクターを描きたかったさ

でも設定を加える度に角が生える

出来上がったのは悪魔

そんなものは落書きですらない

破り捨てた紙はどこへ捨てた?


気付いているかい?

暗闇から聞こえてくるこの足音が

君のすぐ側まで来ている

出迎えてあげてよ

君が捨てた在りえた君の未来

手を繋ぎたがっている


どれだけ夢を膨らませても許されるさ

それに責任が持てるなら

でももし無責任に捨てたなら

このような結末は当たり前

君が産み出した悪魔に君が食われて

この話は終わるのさ


思いつきで捨てられた妄想に

君はいつか復讐される

それは君が裏切ったからだ

ほら 足音はすぐそこに

今度は君が破かれる番だ

君が産み出した悪魔に

暗闇から伸びた手を握れ


それはきっとそれで終わる

白紙の上に塗り潰された

拙い想像のように

悪魔はやがて去っていく

この世に未練を残してね

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