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青き白昼夢

幽かな闇の向こう側

茜色は仄かに色付き

滴る音など聞こえずとも

降り注ぐ明けの光


繰り返す微睡みの中

明日の姿をおぼろ気に

開かれた白昼夢

見知らぬ君が手を招く


その手を取ろうと

切り取られた世界が連なる

一つ一つ動き出した景色が

暗闇を抜けていく


その度に身体から

古びた影は剥がれ落ちる

手を離した影法師

背中に向かって手を振った


降り積もる茜色

溶かすように青い雨

微睡みの中にさえ

積もり空は闇を晴らす


雲の切れ間から堕ちていく

青色が影に滲む

暗がりさえも眩しく

通り過ぎる風のように


いつしか世界は一つに

その先に君はいない

おぼろ気だった姿もなく

そこにいたのは私の影


青く染みた光が照らす

目覚めの小鳥は高らかに

優しき夢さえさらっていって

手を伸ばした景色の向こう側

目を通して頂きありがとうございます。

ついにこの詩集も600作品を越えることとなりました。

この詩集を投稿してから約11年となります。

ここまで続いたのも皆様が読んでくださるお陰だと

考えております。

まだまだ更新は続けていきましので

今後ともよろしくお願いいたします。

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