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依存ディール

 

救いたいとか救われたいとか

勝手に思い込んでは語って

傷付いても「いつか」を信じた

裏切れない理由を作っている


重い言葉を簡単に口にして

いつからか背負い込んでいる

ため息付くのも難しいなら

投げ捨ててしまえばよかったのに


君の手を握る

その度に蝕まれて

君の背中を見る

その度に苛めれて

積み重ねた言葉の重み

今さら知っても遅かった


容易に伸ばした手を掴む

引きずり込まれていくあの暗闇に

自分勝手な自己犠牲を捧げて

ただ笑っていられたなら


もう取り返しもつかないなら

いっそのこと一緒に堕ちていこうか

深夜の闇を見上げて呟いた

握りしめた手が少し震えている


救いたいとか救われたいとか

もうどうでもよくなっていて

「いつか」を待ち続けて擦りきった

裏切る理由もなくなったから


軽い言葉だけしかいえなくなって

口先だけの約束が重なる

それがいつか崩れ落ちたなら

この関係も終わることが出来るかな


君の手を離す

その度に蝕まれて

君から目を反らす

その度に苛まれて

積み上げた言葉がまだ

その意味を思い出すから


引っ張られた手を握りしめる

引きずり込まれてもあの暗闇なら

また自分勝手を押し付ける

ただ笑っているだけだったから


どこまでも一緒に君のために

より深く墜ちていけるならいいよ

真夜中の闇の中でも君を見つけられるから

握りしめた手を離さないように

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