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アオゾラプロムナード

 

手にした音がこぼれていく

空から降ってくるもの

景色に染み渡り

いつしか空は青色に

にぎやかな世界が写された


ありきたりな景色が重なって

ありふれた君になっていく

頭の中で描いていたストーリー

出来上がった

継ぎ接ぎだらけのストーリー

うまく出来なかったよと

君が笑っている

街灯の影の下

いつも背中を向けていた


めくるページ

なくなっていく前ページ

写真みたいに戻れたらきっと

またあの空を見れるかな

叶わない空想が

手を握ってと

手を伸ばす


歩いては立ち止まって

君が振り向いてくれていないか

何も変わらないよ

背中を向けたまま笑っていた


音降る真上の世界を指差して

青く濁るその場所を

ずっと探して真下の世界から

雲の切れ間を探して

全てに塗れて見つけ出せなくなって

ありふれた笑顔も知らないまま


剥き出しのコンクリートの森

跳ね返る明日に目を眩ました

その先の影の下

君はまだ振り向いてくれなくて

世界は音に埋もれていく

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