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今日の水平線

 

走る

走る

白線を越えて


眩しいほどの

暗闇が迸る


目に見えるもの

耳に聞こえるものだけが

正しいとは限らないと

烏は口を開けて笑う


夜の帳をおろした

星の明かりもいらないから

月影さえも手で覆い隠す


暗い

黒い

見えない

優しさ


昨日の成功も

明日の失敗も

きっといつか

笑い会える時が来るでしょう


目をつむる

耳を覆う

内なる鼓動が

うるさく

激しく

静かに針を動かす


白い吐息も

灰色の煙も

白昼夢に溶けていけば

このまま

続く

今日の水平線


駆ける

翔る

暗闇が抱く

優しさに溶けていく


微睡みに

沈み

堕ちて

あの日へ


夜が開ける


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