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愛淵

 

手を離して 声をかけて

君と一緒にいれてよかったと

心から笑えたらよかったのに


ガラスケース越しの服を見て

君が着たら似合うかな

叶わない夢に深けて 落ちて

街灯が照らす暗闇を一人歩く


いつからかな 君との間に出来た

傷跡をなぞって後悔する

どんな言葉ももう届かないと

足元の(きみ)が囁く


喧嘩別れでもないのに

お互いに納得した別れなのに

心にぽっかりと空いた穴は埋められず


当たり障りのない言葉を並べて

悲しみを誤魔化している

そんな僕を(きみ)はあざ笑う


恋に溺れて 愛に深けて

何も見ずにただ思い込んでいた

ただ一つの幸せさえもガラスのように

僕が砕き壊したんだ


恋に溺れて 愛に深けて

何も見えずにただ叫んでいた

たった一つの言葉さえもいえない

そんな僕を誰か壊してくれ


街ですれ違う人々に

その中に君がいないか探している

未練だらけの足を引きずって

無様に今日も街をさ迷う


恋に溺れて 愛に深けて

何一つ分かってもいなかった

簡単な思いさえも見ようとせず

僕は君の何を愛していた?


声が枯れるまで懺悔して

その時にはもう遅くて

手にした温もりも君の笑顔も

もう手が届かない


恋に溺れて 愛に深けて

何も見ずにただ思い込んでいた

ただ一つの幸せさえもガラスのように

僕が砕き壊したんだ


恋に溺れて 愛に深けて

何も見えずにただ叫んでいた

たった一つの言葉さえもいえない

そんな僕を誰か壊してくれ


そんな僕を許さないでくれ


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