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One day,graphite sky


薄暗い部屋に響く音

夢の終わりを告げる音

窓の外はグラファイト

生憎の空模様


今にも雨が降りそうだ

その下を歩く君と僕

君の声が妙に響く

昨日も会っていたはずなのに


いつも通りのこと

過ぎていく無邪気な時間

誰もいない二人きりの時間

このまま続けばいいな

呟いた言葉を雫が拐う


そして雨は降り出した

傘なんて持っていない

こんな時こそチャンスなのに

そんなこと思っていたら

君は笑みを浮かべた

「一緒に入る?」

差された傘の下

やられたよ

君の方が強かった


あっという間に過ぎる時間

降ってくる雨のよう

いつしか鉛色の空は青空へ

君の笑顔が空を照らしたなんて

そんなバカらしいロマンスを呟いた

頬を染めて笑われた


それじゃあね

さよなら

また会おう

次は幻想の中で

薄暗く部屋の中

夢を告げる音が響く

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