表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
427/661

無名の死

 

無名に終わる

全ては意味もなく

ただ暗闇の中に果てる


見る者も存在せず

振り返る者もいない

轍は土にかき消される

全ては虚ろの中に閉じていく


誰か私を見てくれる者はいないのか?

いるはずもなく 叫びは誰にも届かない

手につかんだ孤独だけが

私の渇きを潤してくれる


ああ、誰かと掴もうとした虚空に

青々とした世界が映り込む

真逆の景色が頭上を過ぎ去る

雲はただ流れるように 風は過ぎ去るように

そこには何も残らずに消えていく


私の人生とは何者だったのか

答えは出ずとも そこに意味はなく

ただ無名に終わる

ここに墓標を立てて 白煙に昇る

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ