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ドアの向こうの僕

 

閉じたドアの先 残したあの日の夢

僕は今を歩くんだ 誰かの足跡を追って


手からこぼれた記憶 もう何もなくて

振り向いた先にあるのは 開かないドア


失ったものの数だけ また何を得ても

満たされない心 空っぽの僕はきっと

自分を置いてきてしまったのだろう

あのドアの先 昔の僕は座っているかな?


ドアを開くんだ そこに誰もいなくても

空っぽでも何か見つけられるはずだと

昔の僕が呟く 「おかえり。待っていたよ」


手のひらに残ったもの わずかな思い出も

それはきっと僕に必要なものだから

手放さないようにポケットにしまった


開かないドア 残ったあの日の僕は

明日へ向かった自分(ぼく)を見て 手を振った


足元にこぼれた記憶 もう何も届かない

見上げた先にあるのは 開かないドア


残ったものの数だけ また何かを諦める

満ちることのない心 佇むしかない僕は

きっと明日に手が届くことはないんだろう

あのドアの先 明日の僕は今どこにいる?


流れていく 時間と共に記憶は薄れていく

忘れたくないものも手放して 僕はどこにいる?

立ち止まって振り向いて 見上げて手を伸ばして

閉じたドアを開くんだ もう何も残っていなくても


ドアを開くんだ その先に誰もいなくても

何もなくても見つかるはずだ 光の先へ手を伸ばす

握った手 僕は呟いた 「おかえり。待ってたよ」


ドアを開くんだ そこに誰もいなkても

空っぽでも何か見つけられるはずだと

昔の僕が呟く 「おかえり。待っていたよ」


手のひらに残ったもの わずかな思い出も

それはきっと僕に必要なものだから

手放さないようにポケットにしまった

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