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私という人間について

 

私という人間について話をしよう

私は人生について

希望など持ち合わせてはいない

あるのは失望のみだと決めつけている

ただ空を流れていく雲のように

私は生きているだけなのだ


彼について話をしよう

彼は楽観的で人生について

大きな希望を抱いている

空を目指す鳥のように

彼は生き生きとしているのだ


私と彼

はたしてどちらが正しいだろうか

答えは人それぞれだろう

私が思うに

私も彼も正しいのだと思う


私が人生に希望を持ち合わせていないのは

私がまだそれに相応しいものを

生きてきた中で見出だせていないからだ

例えば透き通るような青空を

私は見たことはない


しかし彼は透き通るような青空を

見たことがあるという

どこまで澄み渡る水面の水面の上を

彼は羽ばたいてきたのだろう


私という人間について話をしよう

私は人生に対して

まだ希望を見いだせない

未だに失望によりすがる

ただ空を覆う曇り空のように

流されるように生きている


しかし私は彼のようになれると信じる

いつか彼が体験したことを

私が追憶するだろう

その時に私はきっと

人生に対して希望を抱けると

心から信じてやまないのだ

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