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サクラ、フル

 

さくら舞えば今日が明ける

この日の記憶を永遠(とわ)


朗らかな日に咲き誇る桜吹雪

背中を押す風は何処(どこ)へ向かう

それはまだ知れぬ方向に


手のひらに降りた花びら一つ

あの日と同じ場所で

すれ違う人々はきっと

二度と会うことはない記憶のカケラ


桜が降るこの日まで

私はこの場所に何を残せたのでしょうか

そっと握りしめた拳の上に

桜が静かに舞い落ちる


涙を流すことはなくても心は泣いた

まぶたの裏に蘇る日々は

喜怒哀楽の繰り返し

その全てが今は愛おしい


暗がりの中を私は歩けた

側にいてくれた人たち

私はきっと幸せだったのでしょう


手のひらに降りた花びら一つ

あの日と同じ場所で

すれ違う人々はきっと

二度と会うことはない記憶のカケラ


桜が降るこの日まで

私はこの場所に何を残せたのでしょうか

そっと握りしめた拳の上に

桜が静かに舞い落ちる



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