表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
350/661

これからに幸を

 

悲しみはどこにもあるものだ

どんな時でも必ず手のひらに落ちてくる

しかしそれは必要なことである

決して否定してはならないよ

それこそが君たちが持つ幸運なのだから


幸せが喜ばしいこととは限らない

例えば何を失うこと

例えば何かを壊すこと

それは耐え難く辛いことだろう

しかしそれは決して不幸なことではない


今はただ涙に目の前が見えないかもしれない

声が枯れるほど助けてを求めて

それでも救われることはないかもしれない

ことごとくが絶望の中にあり

希望という言葉をもつけることが難しいだろう

しかしそれは今の話なのだ

これは一瞬の話なのだ


何かにすがる必要はないだろう

何かに依存する意味はないだろう

幸せでいることに幻想を持つより

幸せであることを思う方が

どんなに笑顔になれることだろう


悲しみとはすなわち必要なことなのである

その上に幸せは成り立つ

ならば悲しみさえ受け入れて歩こうではないか

無理には進まなくていい

ただ一歩一歩ゆっくりと


君たちの幸せは常に目の前にある

それは今は霧に覆われて見えないかもしれない

しかしいつかは晴れるだろう

悲しみさえ晴れて晴天の下で

君たちのこれからに多くの幸せが

届くことを願う

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ