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空は暗く時間は明るい


昼というのにとても暗い

本来はついていないはずの明かりが

街を灯している


おかしい

誰しもがそう思うはずの風景


時計の針が指した正午

時計塔の音が鳴り響く


いつも通りの光景

それなのに

今は異様な光景


どうして月が昇っているんだい?

(そんなの知らないさ)

どうして空が暗いんだ?

(いつものことじゃないか)


誰も気にしない

誰も気づかない

この異常


これに気づいたの僕だけか


だとしたら僕は異端者か

見えないものが見えてしまうのか


そんなはずはない


僕は単なる人間


これに気づかない人間が

おかしいだけなんだ


時計塔の針は進む

空は変わらず暗いまま


なんなのだろうか

このいいようのない

空間は

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