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絶無

 

ここまでの空を振り返って

あげた手の隙間 こぼれ落ちた星の影

まだ太陽が起きているのに もう月が笑っている


音が響く浜辺 さざ波が震える

ただ風が通って髪が揺れるだけ


水平線の彼方 永遠を見つけるように

僕は見つめて呟いた

終わりの瞬間を待とう 平等のための犠牲

次は僕の番 足元で揺れる水面に()える


かざした手の向こう 残照が落ちる

濡羽色に染まる背後 僕は空を見上げて

ただ星を睨む


宵は深まる

波間に落ちる星明り

夜が訪れる

瞳の奥に映る笑う月

重ねたものが崩れていった


水平線の彼方 永遠を見つけるように

僕は見つめて呟いた

不条理な神さまが嫌いだ それは好きの裏返し

次は僕の番 闇の中に姿を隠して


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