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現実逃避主義の終わり
見たくもないものそこにあって
画面ばかりを見て逃避行
片手に花を 持ったのは0と1
いいじゃん 俺の自由でしょって
やることなすことやめて逃げている
誰にも迷惑かけていないのにと
返した言葉 跳ね返ってくるのは二文字
それを誰もが逃げているというんだよ
逃げるのは自由 人には迷惑かけない
逃避行いいよね 自分も幸せになれて
それでいいなら そこでいいよ
現実はいつも後ろ側に立っている
手のひら広げて掴み取ったのは何ものか
選ぶもの 閉ざして 選択の余地はない
変えることも怖いから そのままで
腐って 壊れて 落ちていく
苦しいって知っている 辛いって判ってる
どうして分かりきっていることに頭を突っ込む
語る口 知らないことは無視 ありきたりな言い訳を
それが逃避行する理由なんだよって
暗闇の中でひたすら呟いている
それでいいなら そこで終わるだけの話
誰も得をしなし損もしない 無関係で終わること
話を聞かない それならいいや
でもどれだけ逃げることを重ねても
現実はいつか追い抜く 君の前からね




