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Door of the eyes.

 

目をつむりたいから 扉を閉じてしまおうか

眩むような光を避けて 結局何も変わらないけど


どんよりした空 なんか眩しい

手をかざして隙間を見た

心覗くような日差しを 睨みつけるようにあざ笑う

蹴っ飛ばした石ころが 僕に跳ね返る


翻った景色は まるで自分が変わったように

見下ろした足元ない水溜まり 空から降ってくるものは何

止まない音をかき分けて どうせまたと諦めた


手をあげた傘が 音を跳ね除ける

無音 無言のまま世界に沈む

隙間から入り込む水色はどこへ

光差した方向を見上げる

言葉にならない拳をあげた


目にしたもの全て 消し去ってしまいたいから

願う 叶う 残ったものは何もない

空になったままで 空を見上げた

あたかたも無く 僕は霞んでいく

扉はまた開いたまま


どんよりとしたまま 空が晴れた

下ろす手 消えていく日差し

涙流すように降った光

暗闇がまたぼやいている


耳を塞いで 口を閉ざして

勝手に変わっていく景色 怒鳴りつけて

足元にたまったものは何?


振りかざした傘が音を切る

無想 無眼のまま世界に消える

隙間から差し込む水色はどこへ

光射した向こうを見上げて

声にならない叫びをあげる


わからないことそのまま 考えるのも嫌だ

無造作に積み上げた理論 崩れていく夢

片手から溶けた景色は足元に 扉が勝手に開いていく


手をあげた傘が 音を跳ね除ける

無音 無言のまま世界に沈む

隙間から入り込む水色はどこへ

光差した方向を見上げる

言葉にならない拳をあげた


目にしたもの全て 消し去ってしまいたいから

願う 叶う 残ったものは何もない

空になったままで 空を見上げた

あたかたも無く 僕は霞んでいく

扉はまた開いたまま



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