表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
255/661

愚かを語るもの

 

軽快な文字に踊らされて

なんて愚かなものだろう

言葉の真意を探らずに

飾りだけで目を眩ませる


王道という重りを背負い

綴ったものは邪道の域

嘘を虚栄で重ね塗り

出来上がったのは虚偽の視野


千差万別成らずに画一に

個性というにはあまりに無域

方式通りに動き続ける物語は

機械仕掛けの神で終わる


浅はかな鎌を突き立てて

しかし深淵には至らない

真似てそこで止まってしまう

所詮は死神の真似をした悪魔


意味を束ね出来た無意味なもの

序幕さえ上がりはしない

舞台裏で待ち続ける傀儡は

もう既に朽ちている


どれだけ綴ろうと

そこに魂がなければ空の繭

空洞に残るのは邪念のみ

それは自分を写した醜い鏡


偽りを受け入れ真実を隠すもの

あまりに眩しく見えないからか

結局はで終わる物語は

既に愚かを語るもの

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ