表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
232/661

白線上のアネモネ

 

空白に咲いたアネモネが

光を照らして戯けてみせる

私に手を繋ごうと

どこまでも白いままに


ここで出会った温もりを

私は忘れずに抱いている

側にいた君のことも

私はまだ忘れていないよ


明くる回る月と太陽

影が動いて色彩が踊る

気の遠くなるような時間から

それでも思い返せば僅かなこと


私と君が会えた奇跡をもう一度

風は伝わり木々は歌う

君と会ったこの場所に

新しい願いを込めて


手を取り合ってここから歩こう

まだ時間はたくさんあるよ

空白の夢もこここから埋めよう

私と君の綻びを


言葉だけは伝えられないこの祈り

溢れ出す思いが伝わらない

造られた者でありながらこれは

きっと偽りの物ではない


太陽に背を向けて進んでいこう

白線上にアネモネが咲いていた

これからの続きを始めよう

止まっていた時間が動き出す


白線上に咲いたアネモネと

一緒に踊りを続けよう

神の祝福はまだいらない

過去はまた繋がっていく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ