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たくさんの光があったから

 

気がつけばいつも光が差していた


仕切りの隙間から

拳の隙間から

まびたの隙間から


それはいつも眩しくて

振り切っても必ず追いついてくる


ふざけんなって怒鳴った

いらないと突き飛ばした

こっちに来るなといった


それでも光は差し込んでくる


夜でも

朝でも

昼でも


お構いなしについてくる


温かかった

柔らかかった

優しかった


光はいつも側にいてくれた

離れることなく

けれど近すぎず


辛いときも

苦しいときも

悲しいときも

寂しいときも


光は側に差し込んでくる


手を掴むことは出来ないけれど

足並みを揃えることはできるんだ


目を合わせることは出来ないけれど

感じることはできるんだ


いつもたくさんの光が差し込んでくる


机の隙間から

橋の隙間から

鏡の隙間から


途切れことはないんだろう

これからもずっと光を浴びる

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