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退廃

 

欲に溺れた者が呟いた

不公平だといい続けるばかりで

何かをする訳ではない


酒に溺れて怒鳴り散らす

酔いが醒めれば泣くばかり

全く持って自堕落だ

こんな者に笑いなど必要ない

自分によって消えて行く


いつも何かに言い訳をして

足を止めている

自分でする必要はないんだ

馬鹿の一つ覚えのように生きている


浪費した時間は全て無意味の中

今更後悔したところで意味はない

だったら今を楽しめばいいじゃないか

そしてまた欲に溺れて行く


自らが選んだ道を蹴飛ばして

そのくせ邪魔が入れば怒り狂う

お前は一体何がしたい

自問自答を繰り返して

ため息をつくばかり

答えなど必要ないと呟く

何せ既に答えなど破棄しているのだから


今未だに繰り返す堕落

未だに亡霊に纏わり付かれている

それが美しいのならそれでもいいじゃないか

酒を片手に死神は語る


呆然と本を開き破り捨てる

知識などいらないと繰り返す

ならばなぜここにいる

狂ったようにまた自問自答


時間が過ぎ去って行くごとに怒りを覚える

それは自分勝手な独りよがり

面倒くさいことの繰り返し

やる意味があるのかと

愚かにも道を引き返す


そして堕ちて行く


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