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Creative Minority


創作することが大好きで

この手を動かせば

思い通りの形で

作品を生み出せた


だけど皆はいう

「そんなもの作っても意味がない」


その言葉を聞きたくなくなって

いつしか手をとめた

作ることをやめたんだ


だけどそれは違う

ある人はいった

「意味がない創作なんてない」


その言葉で気がついた

ボクは否定されることが怖かった

そう思っていただけだって


ボクはやめないよ

この手をとめない

世界中の人に笑われても

ボクは創作を続ける


たくさんの想いがあって

皆それぞれ創作する


どれもその人らしい作品だから

ボクの作品がひどく見えた

まるでガラクタの塊だ


何度作っても出来上がるのはガラクタ

壊して作り直すの繰り返し

そしてボクはまた手をとめてしまった

もうボクは何も作れないよ……


叫んで問う

「どうしてガラクタしか作れない?」

出る答えは

「分からないよ。自分じゃ何も……」


耳をふさいで

目をそむけて

考えることをやめる

そうすれば何かを作れると

思ったから


「それじゃ何も創り出せないよ」

ある人の言葉が胸に突き刺さる

「作るだけの作品は単なる模造品

本当の作品は心で創るんだ」


そうか

やっと気がつけた

ボクはただ作っていただけなんだ

だからガラクタにしか見えなかった


ボクはやめない

もうこの手をとめない

作るのではなく

創るための創作をしよう


例えガラクタに見えたとしても

心で創った作品なら

それがボクの作品だから


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