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愚痴メランコリー
暖かい風が頬をかすめて飛んでった
手に持っていた予想図をさらってく
手を伸ばして掴みとる
その半分が切れて空へ消えてった
あれから道が分からない
手探りで歩いては転んでしまう
周りは「疲れた自慢」とかいって笑う
ため息つくしかないんじゃんか
左右も分からない世界に放り出されて
「後はみんな自分でやれよ」
道を書き換えて飛ばされる
予想図がいつしか全部なくなってよ
目をつむって首を回す
その度に世界が変わったように見える
そんなのは気のせいだって
明日の自分が指して笑ってる
もうどこにいるなんて分からないよ
ごちゃごちゃに建ち並ぶ愚痴のビル
上から誰かが覗いているよ
そしてどっかの奴が捕まった
勝手が悪くてどうも気味が悪い
笑い顔なんていつも真っ黒だ
そうやって裏で愚痴ってる
卑怯な自分がひたすら憎い
どこかも分からずに風に流されてる
今のこの道は誰の道だ
目の前に続くか細い道
すぐにでも崩れそうだ