表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/660

Story of the daybreak


SNS『Ameba』に投稿した「夜の終わりに」を再編集したものです。




ここはどこだろう

知らない街へ迷いこんだ


目の前には銀の時計塔

針がさしていた時間は午前0時

空は明るくまだ暗い

月が輝いている


ふと見た時計塔

頂きに誰か座ってた


「何をしてるのですか?」

問いかけてみる


「夜の終わりを見てるんだよ」

頂きに座る人はそう答えてくれた


「夜の終わりはきれいだよ

太陽と月が重なって

この世界を照らす

まるで別の世界にいるみたいなんだ」


その人はそう言って空を指差した


僕はあの人が指差した方を見て

思わず見とれてしまった


あの人がいうように

太陽が月と重なって

空を照らす


皆既日食でもない

皆既月食でもない


それはまるで2つの世界が交わった

3つ目の世界


「きれいでしょ?」

「きれいだね」


振り返ってみると

もうあの人はいなくなっていた


ランプをかざした杖を持った

マントをはおっていた少年


誰だったのかな?

分からない


光はやがて

ボクを

町を包み込んだ





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ