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淵明かり

赤い瞳に映る水面の先

明かりは淵を照らしている


音もなくて消えていった

暗闇の狭間に落ちていく

何も見えなくて泣き叫んでいた

手探りであがき続ける


閉ざされた(みち)を歩くために

ぼくらは答えのない問いを問う

手を伸ばしても届かない淵の先

見上げた景色はまだ灰色


果てに見えた境は深淵の先に

明かりを灯して手を差しのべる

水面に揺れた命は落ちていき

そしてまた赤い光を灯す


音もなくて壊れていた

哀しみの波間に溶け行く

何もなくて震えていた

耳を塞ぎこんで叫び続ける


狂った針は止めどなく回る

ぼくらはまたさ迷い歩く

底を照らす赤い光をめがけて

水面の先を見上げた


果てに見えた境は深淵の先に

明かりを灯して手を差しのべる

水面に揺れた命は落ちていき

そしてまた赤い光を灯す


閉ざされた(みち)を歩くために

ぼくらは答えのない問いを問う

手を伸ばしても届かない淵の先

見上げた景色はまだ灰色


果てに見えた境は深淵の先に

明かりを灯して手を差しのべる

水面に揺れた命は落ちていき

そしてまた赤い光を灯す


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