シリウスの狂詩曲
朝起きたらすぐにもうダッシュ!
遅刻ぎりぎり確実に間に合わない
急いで着替えてパン食べる
こんなときでも紅茶は飲みますよ
身支度は走りながらでもできる
急いで靴はいてもうダッシュ!
朝の冷たい風がなびくからって
痛いとかいってられない
こくこく回る時間は今何時?
もうすぐタイムオーバーですって
諦め半ばで気付いた絶望
課題を家に置いてきた!
ため息混じりにもういいか
人生諦めも肝心だって
なんて自己正当化
でもまあそれもいんじゃない?
騒がしい毎日なんだから
今日くらいは諦めよう
しのごのいってまた文句
自己嫌悪よりも他人否定
結局間に合わなかったバス停の前
次に来るのは一時間後
どう考えてもタイムオーバー
もう諦めて椅子に座ろう
足を投げ出してふらふら揺らす
バス停近くの防波堤
どこまで続く青い海
投げ入れた石は音を立てずに落ちていく
どんより気分の私はひとり
空を見上げてため息ふたつ
でもまあたまにはこんな日も
悪いなんて思っちゃいない
狂詩曲のように駆ける日々
時には外れてワルツでも
あやふやステップ刻んて歩こうか
バスが来るまで後二時間
ため息混じりにもういいか
人生諦めも肝心だって
なんて自己正当化
でもまあそれもいんじゃない?
騒がしい毎日なんだから
今日くらいは諦めよう