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心の夕焼け

 

夕暮れ先を歩いていた

静かに光るこの道には

ありふれた花たち佇んで

変わらずにこの場所にいる


花みたいに変わらないまま

この町を迷い歩く

目の前にある扉先

明後日(あさって)の僕がいた


変わることが恐くて

扉に鍵をかけてた

嘘泣きをしてうつむいた

これで独りになれるよ


そんな思いばかり募って

独りぼっちを演じてた

なんてバカなことなんだろう

僕は僕を笑って見せた


夕暮れ先に広がる道

音もなく風は吹き抜ける

揺れ動く花たちは明日(あした)

見えない方向を見てた


何も変わらないままここに

僕はこの町にいるよ

いつか来るかも分からない

明日から逃げていた


この外へと繋がる道

扉の先にあるはず

なのに開くことが恐い

変わることを拒んでた


変わることが恐くて

扉に鍵をかけてた

嘘泣きをしてうつむいた

これで独りになれるよ


そんな思いばかり募って

独りぼっちを演じてた

なんてバカなことなんだろう

僕は僕を笑って見せた


あの頃の僕はここにいる

そっと手を差し伸べた

まだ大丈夫だから行こう

小さな一歩を踏み出した



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