第5話 ブロントの実力
――凄い。2人でこんなに苦労したオーガーに一人であんなダメージを与えるなんて。
ツドム「このツドム様の本気でお前らを殺してやる!」
オーガーに名前があったの。
ツドムと言う名前らしい。
タケシの父もツドムだと思ったがムノウなんだよね。
ブロント「俺はブロント。今は戦う時だ。一緒にツドムを倒そうぜ」
シャーサク「ブロントくん。凄い♪。僕も本気で行かなきゃ。」
那遊「やっぱり私はずっとシャーサクさんについていきますわ」
3人で話していた時、ツドムは斧で思いっきり攻撃してきた。
ブロント「いきなりか!『シュラッシュ』」
ブロントは剣に風の力を包み込み、それで斧を弾き飛ばした。
ツドムは隙を見て投槍をブロントに投げる。
ブロントは大きい隙が出来ていたので攻撃をモロに食らった。
ブロント「ぐっ」
かなりの深手を負ったようだ。
傷から血が多く流れる程のダメージ。
那遊「回復します。【風の精霊達よ。優しい風を振らせて……】『癒しの風』」
聖なる風が吹いてくる。
それがブロントを包み込む。傷はみるみる消えてゆく。
那遊「はぁはぁ」
かなりの気力を使い果たしたみたい。
僕はまだ気力タップリある。
気力を移すような魔法があると便利だろうと僕は考えた。
ツドムはスペアの鉄で出来た斧を取り出した。
ツドム「バトルアクスは失ったがまだ、この武器はある。」
鉄で出来ているため威力は高そう。
それが疲れている那遊へ襲い掛かった!
シャーサク「あぶないっ【光よ、茨となれ…】『光の茨』」
空間からたくさんの大きい光の茨を出現させた。
それらが那遊ちゃんを守り、ツドムに包み込む。
ツドム「ぐっ。無防備だ…」
シャーサク「いまだ…。炎系の剣技とかが有効そうだ。ブロント」
ブロント「いくぜぇええーー【無数の炎よ、剣に宿り、巨大な炎となれ】『ナベィブレーカー』」
ブロントは呪文を唱え、無数の小さな炎を出現させた。
それらが剣に包み込み、そして巨大化する!
その剣でツドムに襲い掛かる!
ツドムは光の茨に包まれ、無防備だ。
そのツドムに炎の一撃が決まる!
ツドム「ぎゃあああああああああ!」
なぜかツドムに空間の亀裂が入り、消え去った。
特殊なモンスターの死に方、もしくは強力なモンスターの死に方か。
これで草原の敵は全て倒した――
この先に何が待っているかは知らない。
しかしもっと過酷な戦いが待っている事を……
更新スピードはまちまちだけどまだまたヨロシクね。